二上山--海抜517米 雄岳大和葛城山--海抜959.2米 金剛山 海抜1125米

関西百名山登山記録

そのG二上山 そのH大和葛城山
 そのI 金剛山--
下記

G二上山 そのH大和葛城山 そのI 金剛山

日時 平成11年2月13日
集合場所時間 近鉄阿倍野駅 午前8時10分
参加者     森川 繁益 香西 吉田 徳永 
行程  森川団長の綿密な登山スケジュールに従う。

出発 阿倍野駅 ap8.25 二上神社口着ap9.00

ap9.00  加守地区を抜け加文神社(神職は掃文家)参拝 ここから登山開始
ap9.30  小休止 海抜390米 霜柱あり
ap10.10 
二上山雄嶽 海抜515米 気温4度 葛木坐二上神社参拝 大津皇子墓 森川さんのぜんざい頂く
ap10.30発ap11.04 岩屋を経て竹ノ内峠 ここはその昔俳人の芭蕉も通ったと森川さん。桧林の杣道だ。素朴な道だ。

ap11.50 平石峠 ここ迄は可成り険しい下り坂であった。 峠は風の通る場所で寒い、気温を見ると3度なのだが。海抜377米ここを下ると当麻町、昼食はお握りとラーメン、森川さんのサービス、水は森川、繁益、徳永が持参した。森川さんのコーヒーには感謝あるのみ。何時も本当に有難うございます。 出発はpm12.30 
pm13.10 岩橋山 一気に海抜658米と登る。 ここ迄に桧、杉、松等々の倒木が目立つ。昨秋紀州を襲った台風の被害らしい。アップアンドダウンの繰り返しが続く。
pm13.23 岩橋峠 海抜580米に下る 気温1度
pm14.00 持尾辻 海抜680米と登る。気温零下2度 ここから丸太の階段が頻繁に続く。登りも下りもである。結構落差があり決して心地よいものはない。登れば下るの繰り返しに営々と蓄めた貯金を失う思いとの声がある。一山越えたら又、一山の繰り返しだ。積雪があるが丸太階段でありアイゼンを装着する程ではない。
pm15.30 遂に白銀の世界の大和葛城山山頂。零下3度。海抜959米 繁益氏は大変な喜びようである。初めてらしい。親子連れ、それも母親と幼児も多いのはケーブル登山であろう。最近の世相から考えるとここに来る親子は健康な家庭である。次代の日本人達に内心の声援を送る、良い日本国民であれと。樹氷一面の世界である。積雪は約25センチ。踏みしめ踏みしめ今夜の宿、国民宿舎の葛城高原ロッジに向う。部屋は5人には少し狭いが大峰山と比べると格段に良いと互いに慰めあう。風呂は想像以上に素晴らしく皆が大満足で十分暖まった。炬燵を囲ん雑談に耽る。夕食を待つ。
pm18.00 鴨鍋は素晴らしい、ビールも日本酒も美味い。懇親を深めた。夕食後、休憩所では森川団長の鼻歌出た。pm20.30 布団を敷き懇談の予定が香西氏を除き皆なその侭寝てしまった。夜は繁益氏の音楽が奏でられた。私の観察ではそのまま朝まで起きなかったのは森川団長、繁益氏はトイレに一度。このお二人は完全熟睡であろう。香西氏は頻繁に寝返りを打っていた。(本日の歩行距離は20キロ)

平成11年2月14日近畿北部は前日に続き大雪との放送日本海側は大雪である。
am7.30朝食 外は一面の銀世界で感激。気温零下2度。積雪25センチ
am8.20 10分出発予定がアイゼン装備に手間取り遅れた。水越峠への下山口をミスして引き返す。出発は実質am8.40桧、杉、の樹氷と熊笹の雪道を進むが氷りついた石畳の急坂で香西氏が足の筋を痛めた。徳永が殿でありカバーしつつ下山。我々二人以外は早く20分程度遅れて下山。漸く水越峠だが香西氏はここでやめると云う。
am9.20水越峠 海抜517米 気温1度 ここから休む間もなく進行した。可成り急ぐ雰囲気。ここらの積雪は10センチ。
am10.10金剛山への取りつきに到る。海抜650米。ここで3ー4分の準備。直ちに出発。ブッシュの中の道を稜線目指してひたすら進む。
am10.40 サネ尾の稜線に出る。ここでコーヒー。零下1度 海抜850米。急登である。私の足幅が皆と狭いのに気づく。徳永遅れ気味。
am11.40 葛木神社 一言主神(地主神たるスサノオノミコトの子)金剛山頂 海抜1125米 全員記念写真 休む間もなく香楠荘へ。多くの子供連れが橇を楽しんでいる。
pm12.10 香楠荘で昼食 香西氏はケーブルで下山 森川団長が徳永にどおすると下問。私はペースが乱れて弱気が襲う。繁益氏も迷いが感じられた。後で何を云われるかとの思いがよぎり完遂の決断する。決まれば早い、団長も急いで先頭は足の早い繁益氏にと指名ある。遅れカバーの方針。ここは零下2度。ここから20キロはあろう。12.45出発。
pm13.13 久留峠 海抜890米 ここは北山の真下。
pm13.23 中葛城山 海抜965米 気温0度 5分休憩
pm13.40 高谷山  海抜935米 気温零下1度 樹林の中を進む
pm14.05 千早峠  海抜784米 気温1度 5分休み再び登り標高差は少ないがアップアンドダウンが続く。
pm14.22 福神山  海抜792米の直下海抜770米の処を廻る。積雪10センチ
pm14.43 行者杉の祠 海抜720米 零下1度  淡々とした道進む。可成りスピードは早い。
pm15.05 杉尾峠  海抜690米 気温1度
pm15.38 西の行者 海抜733米 気温1度 積雪5センチ 小休止  ここで二人組を追い抜いた。ここから約30分の処で、落差の高い丸太の階段を一気に約80−100米下る。ドンドン下れないので私は横になり足の裏の前半分で着地した。長い長い階段であった。
pm16.00 下ったが足の筋を痛めた。平地は団長とドンドン歩けるが下り坂となると痛い。これは初めての経験であった。
pm16.15 山の神海抜440米の地点、杉の大木の下でアイゼンを外す。積雪なし、気温3度。
pm16.55 下り坂で足の痛いのに難渋しつつ行く。紀見峠だがまだまだ駅まで1.4キロと云う。海抜210米で夕日が美しい。部落の中の道だが下り坂で足が痛む、繁益氏もそんな感じだ。でも早い。森川団長は計画の紀見峠駅5時を目指しておられる。
pm17.00 
紀見峠駅 本日走破24キロ 通算44キロのダイヤモンドトレール完全走破した。
pm17.11 難波行急行に乗る、大残照が実に美しい。森川団長は6月の大峰山奥駆の話題に意欲的である。お元気で感心した。団長は爽快なハイなお気分であったとお見受けした。計画通り達成の充足感を味わっておられたのであろう。
pm18.18 難波着  駅構内のスタンドで簡単な祝杯をあげて解散。山は実に素晴らしい、これから10年頑張りたい。完
 ( 参考  葛城高原ロッジ 費用明細)・宿泊代金  ・一人 ・ @7800円 
ビール10本・一本@480円・酒  5本 ・一本@400円・漬物 600円 ・こたつ600円