95翁徳永圀典の人生至言 その2
人間には五つの労があると言われる。
健康とはバランスに関してじゃ。
五つの労とは
一つは、
「多想心労」たそうしんろう
取越苦労が多すぎると心臓を傷める。
二つ目は
「多怒肝労」たどかんろう
怒りが度重なると肝臓を悪くする。
三つ目は
「多思脾労」たしひろう
考えごとが多いと脾臓が疲れる。
脾臓は血液浄化とか調節を司どる器官である。
四つ目は
「多悲肺労」たひはいろう
悲しみが多いと肺臓を傷める。
最後は
「多憂腎労」たゆうじんろう
憂いごとが多いと腎臓が疲れる。
総じて、内蔵は極めて心因的だと経験的に指摘する。
ある泌尿器科の先生曰く、
若い女性の膀胱は端的に心と直結し心因性が高いと。