95翁徳永圀典の     人生至言  その22
        老いる

徳永は95才、老いたものだ。
この年まで生きてる己を若い時には想像した事はなかった。知らぬ間にの感慨だ。
老いの言葉で咄嗟に想起するのは
老酒、ラオチュウ、シナの酒だ。
咄嗟に生酒、きざけ、を想起しシナと日本人の気質と相似形だと思ってきた。民族的気質を代弁してる。

老は、老練、老獪が示すように永年の経験から生まれ.
通俗を超えた自己流の風格が完成しておるのであろう。

老は良く全体を観察しており内面の真実にも通じ、自由に言動しても何ら危なげは無い境地であろう。