大洞山-雄岳ー海抜1013米  雌岳ー海抜985米

雌岳を大洞山という、雄岳より高度は低いのにである。理由は私には分からない。この山の南山麓には桜の名所、三多気があると友は教えてくれた。尼ガ岳とともにきれいな山容は昨日確認している。山の形が大きなほら貝を伏せて置いた姿に似ているかららしい。倉骨峠から登山開始。初めから急なもので美林の中を進む。四峰の稜線は海抜804米で枯れた潅木と沢山の大きな岩と積雪で、墨絵の日本画のような雰囲気である。ここから実に急な雪道を登ることとなる。急登である。グングン視界が良くなるのが気持ちいい。積雪の登山は格別だなあと親友が実感を込めて言う。
雄岳は海抜1013米で雌岳より高い、展望は雌岳のほうがいいから大洞山とは雌岳にしたのであろうか。
雄岳から山頂へは20分の行程である。雌山頂は広範囲の展望で感激した。先ず、目立つのは局ヶ岳である。友は来週局ヶ岳に登山すると言う。そしてその西には三峰、さらに西方向には、あの高見山が遠くに見える。大気の澄み切って晴れた日には富士山や大峰山も見える素晴らしい山頂である。
ここで暖かいウドンを食べていたら、津市から登山した63歳の男性が次々と話をしかけてきた。独り登山は寂しいらしい。
倉骨峠 午前10.30四峰 10.45 雄岳 11.20休憩10分 雌岳 11.50昼食60分 出発13.00 下山13.55. 
平成16年2月1日