関西百名山 登山記録 42 大江山

平成14年5月25日 快晴

参加者 清水、長戸、高橋、池村、安東

昨日は近畿地方・梅雨前の素晴らしい快晴の中を、京都府・大江山(標高833m)、鍋塚(同763m)、鶴ヶ峰(746m)の連山を登ってきました。鬼の伝説・ロマン深い大江山、300年の伝説を誇る丹後ちりめんが息づいている京都・加悦町は整備された観光地として鬼の交流博物館、加悦工芸の里、加悦町古墳公園他数々の施設が整備され、登山ばかりでなく憩いの場所にもなっている様でした。その他、北近畿タンゴ鉄道(1車両)による、JR福知山ー宮津ー豊岡(又は舞鶴)地方私鉄線の旅も楽しそうである。今回は我々はバス・ツアー(潟zワイト・ベア・フアミリー.フリーダイヤル0120−20−4690)を利用しました。大阪市内から25名乗りの小型バスに登山予定者16名(女子10名、男子6名)が舞鶴高速道・福知山IC下車、国道176号線沿いを北上、加悦駅前から右折、池ガ成公園から登山を開始した。大江山は主峰の千丈ガ岳を指している場合と、鳩ガ峰や鍋塚などの峰を含め総称を云う場合があるらしい。我々は人気の高い、連山の尾根縦走を予定した。同公園からスタートし鬼の岩屋で昼食。その後は鍋塚、鳩ガ峰を経由して、大江山憩いの広場に下山。歩行時間4時間であった。海を見下ろし高原の風が吹く新緑のブナ、ミズナラ、カツラ、トヤノキの林の中を歩き、三山共に頂上付近は終始展望は素晴らしく360度の眺望であった。お天気も最高、登山道も良く整備されており歩き易くもあった。また、「大江山は、鬼の山より花の山と思った。」と何度か登山している添乗員・リーダーは言っていたが、花の多いところの様であったが、我々の見たタニウツギ、ムラサキタキゴケ、山躑躅は既に峠は超えていた。鬼の岩屋の休憩地に碑があり、「むかし丹波の大江山、鬼ども多くこもりて、都に出ては人をくい、金や宝を盗みゆく。小学校唱歌にも歌われた大江山の鬼退治伝説の舞台となった、この鬼の岩屋は、山伏姿に変装した源 頼光が藤原保昌の案内で碓井貞光、ト部秀武、綱、坂田公時らの四天皇を卒い、酒呑童子や鬼たちに酒をすゝめ、鬼たちが酔っている間に退治したと伝えられています。」とあった。詰まり、丹後の国府が天の橋立にあった頃、京都からの道は大江山の山裾を通っており、酒呑童子はこの街道を荒しまわる悪党で源頼光達が山伏に変装し鬼の岩屋に乗り込み退治したと言う事の様である。下山後は山の麓にある「リフレかやの里」でハーブ湯、絹湯(加悦町でとれるホワイト・プラウダーによる)の温泉に入り汗を流し、バス会社からの1部サービルもあり、ビールで乾杯。16名は自然に和気藹々の内に帰路に着く。
車中での個々人バラバラ5.7.5出し合い俳句では、

 「鶴ガ峰 皆んな仲良く ワンダフル」

が一番拍手が多かった。

旅行代金は1人7300円(弁当代、温泉入浴料・税込。添乗員・リーダー男性1名、スタッフ女性1名付き)
今回は森川会長、繁益さん、また急遽所用で徳永さんがご欠席となり我々としては寂しい登山と成りました。

しかし森川会長はその後ご経過も良く、5月25日には仮退院とお聞きしておりますので一安心です。

6月11日(火)の「青葉山・若狭富士」は是非全員参加で登山したいですね。また、7月25、26日予定の釈迦ケ岳は、私共高橋、安東の都合により7月30、31日の変更にご承認頂けそうで恐縮に存じます。(文責 安東満雄)

以上、安東さんの記録がメールで到着しました。有難うございます。(徳永圀典)

追伸  繁益様より申し出であり、前回の記録41 白髪山の俳句を下記に訂正願います。    

山肌の緑幾重にも重なって百葉繚乱自然は息吹く