大峰山--山上ガ岳--海抜1719.2米

完全制覇は会長の森川礼次郎氏のみであるが、素晴らしい山々であり画像は百名山に掲載されている山々を掲載する。
それは、吉野山、山上ガ岳、稲村ガ岳、大普賢岳、八経ガ岳、釈迦ガ岳、行者還岳、笠捨山、玉置山、五大尊岳、である。


関西百名山 D
山上ケ岳 平成10年6月5日ーー7日
参加者    森川 繁益 香西 徳永
集合場所   近鉄阿倍野駅

6月5日 午後阿倍野発急行で下市口へ。そこからバスで約1時間半で洞川。途中の景観は珍しい。
pm16.40宿に着く。中々庭園の奇麗な新しい旅館である。名称は光緑園西新、道路添いの二階の部屋である。バス停から旅館迄約10分の道程だがいろんな店が物珍しい。特に駄羅尼助の丸薬店が多い。旅館の前の店は豆腐屋で水が良いのであろう朝には 沢山の人々が買いにきていた。愉快な夕食が実に楽しい。夜半に近くの竜泉寺にお参りし大湧出池に感心す。皆で般若心経を唱えた。いいものだ。一度愚妻を連れて来たいと思った。1300年前役行者がこの池を発見したらしい。修験者の根本道場である。

6月6日am8.00 出発して大橋と云う取り付け迄歩く。
am8.30 ここで少し登山の為に諸般を整えて出発。
am8.40途中にいろんな茶屋があり休憩したり飲み物を楽しみ乍ら登る。眼下に洞川を望む高度になるとさすがに新緑は美しく鴬も鳴いている。視界は最高だ。これが登山の醍醐味だ。岩場の露出した修験者の行場があった、蛇が岩の間から出てきたのには驚いた。大声をあげて見る。いい気分だ。
am11.00所謂覗きと云う霊場とか祖父らしい人に連れられて登山している山伏姿の子供達とか女人禁制を見るとわが国で少なくなった霊場だと実感する。
am11.50今夜の宿のさくら荘に到着、荷物を預けで大峰山本堂参拝し般若心経を揃って唱えた。将に手付かずの自然と男の山だと実感した。本堂はわが国最高所最大の木造建築物で国の重要文化財だ。荒々しく男性的気概に富んでいる。
pm12.50ここから東方に少し下り弥山方面に行く途中の森川兄のキャンプされた場所、修行場であるが、ここで昼飯にした。
pm13.50再び本堂方向に引き返し山上に行く。開けた樹木の無い熊笹とか草原で多くの人が休み昼食をしていた。南方には弥山が遥かに聳えており皆が何時の日かの登山を誓い合う。
pm15.40さくら荘に着いて部屋で雑談した。一番風呂を狙っていた我々だが漸く沸いたと云うので森川兄が行くと沸いておらずお気の毒に風邪を引かれた。これは大変な事態だと心配した。夕食は矢張りお粗末であったが致し方ない。夜は酒と雑談で楽しい反面森川兄の風邪が気掛かりであった。
6月7日大雨の様子で修行者達は朝は大変早い、午前4時には下山開始している。大雨と霧で一体どおなるのか。
am8.00 雨の勢いは少しは落ちたが雨の中を出発した。でも下る程に雨は止み20−30分で晴れてきた。でも森川兄の風邪気味 は懸念で吉野方面へ下る予定は変更した。
am9.40 大橋に着く。西新の車に乗せて貰う。
am11.30下市駅に着く、早くてうどん屋も開いて無く急行にビールを持ち込み飛び乗る。車中の楽しい雑談、登山の楽しみの一つである。pm12.40阿倍野着、解散。