来日岳ーくるひたけ 兵庫県城崎町 

名湯城崎温泉のほぼ南側に位置する来日岳(556m)、年末であり忘年を兼ねた登山である。大地のように大らかな水を満々と湛えていたあの円山川の氾濫の跡は無残であった。その円山川から直登の標高差500米だから、かなり急な登りであった。右下に円山川、奥が日本海、この山の向こうが城崎温泉で、大師山からは、穏やかな城崎の街が広がっていた。平成16年12月14日 火曜日

鳥取 am6:50発 浜坂着am7:48浜坂発am8:04香住発9:03
城崎着am9:31
往年の山陰本線はローカル化し生活路線となっている。香住駅で30分待機し大阪に行くより城崎は遠く2時間41分必要とした。友は城崎着am9:40大阪をam6時15分出発したという。3時間半である。和田山から、城崎までかなりかかったという。ラッシュと重なったのであろう。
登山口 am10:20 温泉寺近くに下山するので、ここに駐車。 円山川沿いのバス停「来日岳登山口」の手前50米、山側に線路ある。幅約2米の小道が線路を潜っている。高架ではない。うっかりすると見落としてしまう。その線路を潜ると右は山麓で、約50米進むと、右側に「登山口」の道標がある。山と道には高さ1米20センチくらいの金網フェンスがあるが、開けて高さ1米は飛び降りなくてはならない、危険であり不親切で感心しない。
小ピーク am11:00 ここの道標は「340mの頭」とある。15分休憩。 一気の急な登りの連続であった。50米ごとに古い石仏二体がある。海に近い登山口からだから、標高差500米は実質1000米クラスの山に匹敵する。
中間点 am11:23 小ピークから大きく下る鞍部である。 この季節は樹林の葉は枯れて山は明るく、友は好きだという。
来日岳 pm12:10 穏やかな小春日和、展望よく、ここで昼食。 丁度1時間、今年の登山やら今後の登山を語り合う。発pm13:10
紅葉平 pm13:50 気楽な下山だが、道でない所も歩いていた。 すっかり落葉して、紅葉の跡形も無い。さぞかしシーズンは綺麗であったろう。
大師山 pm14:30 温泉寺奥の院に参拝、山頂が分からなかった。 ここはロープウエー発着場。
温泉寺 pm15:00 道智上人により創建された高野山真言宗の別格本山。天平9年に河辺へ漂着した十一面観音像(国重要文化財)を安置、翌年に聖武天皇の勅願寺。 温泉寺縁起帳など城崎温泉の歴史を伝える宝物が多く残っている。
城崎温泉 pm155:10 源泉80度の熱湯が滾滾と沸き出でている。 さすが温泉町に相応しい。