六甲全山縦走
神戸市が主催する「六甲全山縦走」は塩屋から宝塚までの56キロを一日で縦走するもので、第一回は1975年だから、昭和50年である。私はその第一回目と第三回目に挑戦し金属製の盾を貰っている。今回、親友と断続的だが、丁寧に縦走をトライすることとした。これはアルプス等の高山に登山できない冬場の避難と鍛錬を目的としている。
驚いたのは、この30年間にすっかり縦走路が変貌したことである。特に、須磨アルプスの東山から横尾に下山し、高倉台・横尾の市街地から高取山登山口まで、また高取山を下山し丸山市街地から神戸電鉄の鵯越駅までの、迷路のような、市街地オリエンテーリングのような道探しは、へとへとであった。全山縦走は事前研究を綿密にやっても計画通り進まない。親友がこれは価値あるものだと真剣にオリエンテーリングする姿勢に感動し学ぶものを得た思いであった。
正規のルートは30年前と変わり須磨浦公園スタートであるが、我々は当初のルートである塩屋から出発した。これも迷路のような商店街から住宅地を模索したが丁寧な事前準備のマップ持参でも、一つやり過ごすなど、迷いやすく至難である。我々は合計1時間のロス時間の為、計画通りの時間では完遂できなかった。

年月日 区間 主たる山名等
第一回 平成18年12月 1日 JR塩屋駅から神戸電鉄・鵯越駅 塩屋駅ー旗振山ー鉄拐山ー栂尾山ー横尾山ー東山ー高取山ー鵯越駅
第二回 平成19年 1月 5日 鵯越から六甲ゴルフ場。 鵯越駅ー菊水山ー鍋蓋山ー大竜寺ー布引ー稲妻坂ー天狗道ー摩耶山ーアゴニー坂ー杣谷峠ー三国岩ー記念碑台ー六甲ゴルフ場ーケーブル駅
第三回 平成19年 2月 6日 六甲ゴルフ場から宝来橋。 六甲山ー鳥居茶屋跡ー水無山ー船坂峠ー大平山ー塩尾寺ー宝来橋

実歩行タイムの総計は14時間21分であった。ただしスタートは塩屋からで、現在ルールの須磨浦公園スタートではない。また当初のゴールは塩尾寺であった。我々のタイムは塩屋から宝来橋までである。