桜井よし子氏


いやあー、実に立派なお方であると、心から絶賛を惜しまない。あの、乱暴な田原考太郎、司会者のクセに発言者の発言をしばしば遮る。ガイガイ、ワヤワヤのステレオタイプの番組であり、彼らのは聴くに耐えない、下劣で言論人として失格。概してテレビ朝日の連中は、実に一方的で偏見に満ち硬直的である。ゲテモノ的に騒ぎ立てる、まくしたてる常連左翼が多い。鮎川欣也などはその典型である。

この桜井よし子氏がフジサンケイの報道2001で、昨年12月中旬に石原慎太郎氏と共に、東洋大学の朱教授なる中国人と論戦した。

桜井氏は、相手の発言には顔色一つ変えないで、穏やかに聞いておられる。自らの発言論旨は実に明快、又、史実に基づいた内容、冷静で、優しくて、丁寧で明快である。このような論客を他に知らない。朱教授の発言が事実と異なり国益に反すると、すかさず、柔らかい話口で内容鋭く切り返される、しかも具体的で、史実に基づいている。相手はぐうの音も出ないでいる。

私は、このような論客を知らない。日本の政治家は、対中国でも外国でも、この程度とは言わぬまでも、勉強しなくて、どうして政治家と言えるのか。どうして国益を守り得るのか。桜井よし子氏の爪の垢でも煎じて飲むがよい。

桜井よし子氏は国士といえる頼もしい存在である。渡部昇一氏も国士であるが、桜井よし子氏は、あの優しい喋り方で、説得力抜群であり、外務大臣になって貰いたいと思う。不勉強な、日本の与野党の議員諸君、桜井よし子先生の「爪の垢」を頂戴に行くが良い。
平成17年1月1日 徳永圀典