清暑島(河内神社) 和歌山県東牟婁郡古座川町

清暑島は古座川河口から3kmほど遡った高池付近にある島。
島全体が御神体で、河内(こうち)神社と呼ばれている。まさに川の中にある神社で、古座川の神霊の宿るところ。

川岸に鳥居があり、島を拝む形。

 毎年7月24、25日には古座川河口から清暑島にかけての川筋で河内祭(こうちまつり)が行われる。
 河内祭は国の重要無形民俗文化財。河内祭は清暑島を中心。

 幟などを立てて飾った三艘の御船が古座川河口から遡上し、清暑島を巡る。
 源平合戦に源氏方として参戦した熊野水軍が凱旋して戦勝を河内神社で祝ったときの様子を再現するもの。
 櫂伝馬(かいでんま)競漕も島を巡って行われる。大塔山系に源を発し、古座川町、古座町を流れ、熊野灘に注ぎこむ古座川。延長60余km。日本屈指の清流。

 その古座川の流域には奇岩奇峰が多く、虫喰岩牡丹岩飯盛岩一枚岩・天柱岩など、自然の造型の不思議に驚かされる奇勝に巡り会うことができる。珍しいのがお祭りの河内祭りである。

河内祭(御船祭り)こうちまつり(みふねまつり)