アーミテージ副長官と尖閣列島

私の記憶では、過去にアメリカが日本の領土を守ると言った記憶はない。何の為の安保条約かと思うこともあった。

去る1月、米国アーミテージ副長官が来日し小泉総理とか安倍幹事長と面談した。その時に、日本の大マスメディアは素知らぬ顔をして余り報道しなかったが、同氏は言った。私はこれを聞いて初めてホットした。それは
「日本の領土はアメリカが守る」という趣旨であった。これは「尖閣列島」のことであると私は認識した。韓国は米韓・安保条約がありながら、北朝鮮に組し反米的になりつつあり近い未来、駐韓米軍の撤退も有り得るから、「竹島もアメリカの頭脳にあるかもしれない。或は、ロシアが最近はアメリカと雲行きが悪くなりつつあるから「千島列島」も入るかもしれない。中国は世界的、大覇権、海洋国家と変化しつつあり台湾問題でアメリカと中国は近未来に何れ衝突は避けられまい。極東の地政的、戦略的未来を勘案すればアメリカの立場では自然とそうなるのだが、矢張り、日本が「イラクに自衛隊を出動」して日米安全保障条約の誠実な履行国であるからだ。

このように考えると、
民主党の菅直人一派の唱える主張は極めて危険な思想であり発言である。現今、日本は自分の国は自分で守れないのである。菅のような発言は、部屋住み日本の現実を無視しものである。残念ながら現段階では、日米同盟を守るのが日本の国益に適うのである。一般大衆が大マスメディアや民主党に洗脳されないように心から願う者である。平成16年2月10日 徳永圀典