神橋


聖地日光の表玄関を飾るにふさわしい朱塗に映える美しい神橋は昔は「御橋(みはし)」「山菅の蛇橋(やますげのじゃばし)」などと呼ばれ、日光二荒山神社の建造物で国の重要文化財に指定され、平成11年12月に世界遺産に登録。

今回の修理工事は平成9年から8年間にわたり、総工費約8億円を投じて実施され、平成17年3月に竣工。

神橋は山間の峡谷に用いられた「はね橋」形式としては我国唯一の古橋、日本三大奇橋(錦帯橋・猿橋)の一つに数えられ、“乳の木”と呼ばれる大材の端部を川岸の岩盤に埋め込み橋桁とするその特殊な構造や橋梁の下部構造を直接見学することにより、その文化財的価値を理解し神橋の重要性を認識してもらうとともに、文化財保護愛護の精神を普及することを目的として、世界遺産登録後初おめみえとなる神橋を渡り、橋の下におり仮設観覧台より下部構造を見学する内容で広く一般に公開。