南アルプス・塩見岳 日本百名山 西峰 東峰
塩見岳、苦みばしって渋みのある、浅黒い、まだ若さがある、精悍ないい男。風格があり、子分の立派なのを堂々と従えているから親分に近くヤサ男のサラリーマンではなさそうだ。セクシーであるから50代半ばの実力派の経営者。
こう言った印象を受けた塩見岳である。実に立派な堂々とした岩山で感銘を受けた。下山後、夕食して落日の黄金色に映える塩見岳の素晴らしい容姿に感動した。やはり実力派の魅力溢れる男だ。ブロッケン現象もあり友が手を振る姿が見られた。
親友の熱い登山願望もあり、私の実力で、いささか不安もあったが、同行し完遂できたことに最高の感動と歓びを感じている。ありがとう。台風の接近もあり日程の繰り下げ、そして予定通り、また繰り上げと、事前の計画は三転四転したが、結果的に最高の登山日となり台風当日には下山し帰宅できた。計画は綿密に検討を要するものだ、これも親友の指導に負うものが高い。
平成17年8月23日-25日


ポイント
歩行タイム 休憩タイム ポイント概略 備考
8月23日
鳥取バス 曇
am6:00 小路着am9:00ー名神ー中央道 R59-R18-R22−大鹿村着14:20
明日の林道の現場確認。
8月24日
宿     曇
am5:26 朝雨止む。鳥倉林道へ。 林道駐車場まで40分。林道は、実に曲がりくねり、運転は容易ではない。
林道ゲート
駐車場
am6:00 am6:15 ここから30分から50分かかるとガイドにある。海抜1630米。 舗装林道の歩行。2キロ。
登山口
海抜1630米
am6:52 am7:00 0:37 0:13 登山届け。 稜線の鞍部まで樹林帯の急登。途中の休憩am6:45−am6:50
豊口山のコル am8:00 am8:05 1:00 0:20 樹林帯の広場、 ただ、もくもくと歩行。
休憩am8:45−am9:00
塩川分岐 am9:27 am9:00 1:27 0:03 幾つかの丸太の梯子あり。 道標あり。樹林帯。
三伏峠小屋
海抜2615米
am9:55 am10:05 0:55 0:05 日本一の高い峠。 堂々たる看板前で撮影。
三伏山 am10:17 0:12 三伏峠から近い。峠小屋からは現在は道は一本である。もう一つの道は廃道だと小屋の人に確認。 途中、松虫草を親友が教えてくれた。薄紫の可愛い花。
本谷山 
海抜2658米
am11:20 am11:40 0:57 0:20 ここまで,なだらかな起伏、潅木帯と樹林帯、稜線と変化に富む。途中に昼食休憩、20分。 見晴らしよく、近くで遂に塩見岳を初めて遠望、ゴツゴツした岩山である。晴れてきた。ここから又2-3のピークを越えて、樹林帯を長く、長く歩く。
塩見小屋
海抜2766米
pm13:40 pm14:00 2:00 途中の0:20と小屋20分の計40分 やれやれの到着、夕立、明日は台風、塩見岳に登山すると親友が言う。これが大正解となった。 途中で晴れて快晴に近くなる。突如、夕立、小屋の主人はまたやむでしようという、の通り晴れとなり、奇跡的に、この岩山登山に成功した。
天狗岩 岩ばかりの鋭い峰、裾を巻くが険しい、 見上げると恐ろしいような岩尖が屹立している。塩見岳も同様である。
塩見岳 西峰
海抜3046.9米
pm15:03 pm15:05 1:03 0:02 晴れで展望抜群、興奮。 天狗岩が怖いような岩尖を見せている。
塩見岳 東峰
海抜3052米
pm15:10 pm15:13 0:05 0:03 西峰から5分と近い、感動の山頂を極める。 眼下を見て、よく登山したものだと実感。下山は慎重に絶対のミスも起こしてはならぬ。
西峰 pm15:18 pm15:21 0:05 0:03 展望を満喫、遠い山々は確定できない。 いつガスが湧くか分からないと午後4時半の夕食があり下山を急ぐ。
塩見小屋 pm16:20 総歩行
10時間5分

実歩行
8時間15分
休憩
合計1時間50分
夕食、午後16時半開始、就寝は一斉に午後7時、消灯。部屋は5人。
夕方、落日の黄金色に染まった塩見岳の素晴らしさに感激、ブロッケン現象も発生した。
ここのご主人による家庭的料理は登山者には嬉しい。朝も同様。トイレの紙パック形式はとてもよい。朝から10時間近い登山で、下山直後の夕食、急に胃が緊張し夕食をやめてジュースにする。親友の心配に心を痛める。
8月25日
塩見小屋
am5:45 台風の接近あり。風雨が強い、今朝はとても塩見岳登山は難しい。 昨日夕方塩見岳登頂できたことを心から喜びあう。急ぎ下山決意。
本谷山 am7:15 1:30 樹林帯とピークを三つ越える。 風雨は台風の接近を思わせる。
三伏山 am8:15 1:00 ここまで来ると峠まであと一息だ。 飛ばされそうになった。雨は強くびしょ濡れである。
三伏峠小屋 am8:23 am8:35 0:08 0:12 我々より先に出た夫婦を追い越した。 大雨の中、親友の「三笠饅頭」で元気出る。
豊口山分岐 am9:35 am9:45 1:00 0:10 ここから昔良く利用した塩川登山道が分かれている。 20世紀梨も水分豊富でおいしい。
登山口 am10:17 0:32 よくこんなに歩いたものだと思う。 ここから対岸にある林道ゲートまで豊口山山麓を歩く、とても長い感じ。
林道ゲート駐車場 am10:55 0:38 一昨日宿泊した宿の温泉に向かう。 台風の為、予約して温泉宿を謝絶して急遽、大阪に向かう、予定より一日早く、鳥取には午後8時半に還った。これも親友のお蔭である。ありがとう。
総歩行
5時間10分
休憩タイム計
20分
実歩行タイム
4時間50分
二日間 総歩行
15時間15分
休憩タイム計
2時間10分
実歩行
13時間5分