相に就いて 

「形相」の続きじゃ。 

「頭は直ならんことを欲す」 

頭というものは垂直でなければならんと言うこっちゃ。
キョロキョロしたり、下ばかり向いて歩く人間は立派になれん。 

「腰は硬ならんことを欲す」 

硬は、強こわばることではない。ぴたっと腰が決まることじゃ。
ふらふらした腰構えでは何も出来ぬ。

腰がピタット決まらぬと、ゴルフも駄目、肉体労働も出来ぬだけでなく、

胆が据わらず、精神基盤が決まらない。 

次ぎは「脳」だ、

「脳は昂こうならんことを欲す」 

脳は、格別に発揚するものがなくてはならぬ。

頭は形、脳は内容かな。

受験で頭を傾かしげたり、脳を屈したりしている奴を見かけるが、

ああいう勉強の仕方ではいい結果は生まれない。

脳は朗々と昂然としておらねば脳は活きてこないんじゃ。 

                  岫雲斎