小泉総理どの

日本の大混迷-平成の大乱-の最大の遠因は戦後半世紀の殆どを政権党として君臨してきた自民党の堕落にある。自民党は日本国の伝統とか歴史に関して真性保守としての役割を放棄してきたからであろう。そして、鈴木議員に端的に見られるように利権中心となり国家の基礎となる歴史、教科書、国歌、国旗などを蔑ろにしてきたと言える。文教面で真剣に保守としての役割を努めていない。参議院の文教委員長に力の無い橋本聖子氏を当てるなどその心がまえが引けている。その間、社民党、共産党などは、草の根の如く、グループのサークル活動を通じて国民の間に反国家意識を浸透させてしまったのではないか。根は深いと言わざるを得ない。又、政教分離問題で自民党が公明党と組むなど本来してはならない。

次に、現今の不透明感は一に小泉総理の日本の統治者としての見識が問われる段階になっている。遅きに失している。

それは、総理が、明快に、国民に向けて、日本の現状と今後の方針をわかり易く説明する義務を行使していないからである。国民は大方はわかっている。一部マスコミのリードを断乎として排するような力強いメッセージを出して欲しい。

さもなくば自民党の次期後継者は、米国、中国、韓国に遠慮しない若手議員に飛ばなくては現在の国民のフラストレーションは発散できない。

小泉総理、断乎として、直ちに国民に呼びかけられよ。

平成1466

               徳永圀典