帝釈山--海抜586.1米

関西百名山登山記録 J帝釈山 平成11年4月3日

参加者      森川、繁益、赤松、中野、徳永
集合場所時間  神戸市地下鉄 三宮駅 am9.30
当初予定の前日の春の嵐も何処へか、快晴となり絶好のハイキング日和である。雨天順延は大成功。繁益氏の登山計画に沿ってスタート。弱い冬型の気候だ。
私は桜花爛漫の雲雀山を下りつつ謡曲鞍馬天狗の一節を唸り駅へ向かう。(この頃は宝塚の雲雀丘の家に住んでいた。)

花咲かば。告げんと言ひし山里の。 告げんと言ひし山里乃。手折枝折をしるべにて。
奥も迷はじ咲き続く。木陰に並み居ていざいざ花を眺めん。

阪神間の街路樹は早や新緑、夙川の桜も満開、世はまさに春到来。それにして銀行員は皆パンクチャルで心地よい。
am9.27 乗車、新幹線神戸駅で乗り換え。
am9.50 神戸電鉄箕谷駅着、バス待合室で、先ず中野氏のパンフ付郷土史の解説に驚く。やがて森川先輩の古代史と神社の講義。各位は本当に学があり繁益氏赤松氏共々住友銀行出身者に共通するレベルの高さに改めて感銘を受ける。お陰で時間もあっと言う間に過ぎた。
am10.45バス乗車、中野氏の丹生山田の里のパンフに栗花落の井とあるのを乗客の老婆からツユノイと読むと知る。だから旅は面白いのだ。人間の自然な交流があり裸の接触がある。そこにはカネも地位も名誉もなくただ人間の実在のみ。森川先生は、それは縄文時代からの発音の当字と説明があり納得する。
am10.58丹生神社前の鳥居前で下車。
am11.00出発、長閑な田園風景が広がる。
am11.34分岐点からヤヤ急登。
am11.47あと7丁とある。ここで体温調整の着替え小休止。薮椿の落花が目立つ。
pm12.08史蹟丹生城跡の石碑
pm12.10丹生神社に参拝、丹生山山頂であり海抜510米。
pm12.25シビレ谷の分岐点、中野氏は昔の公害発生地と、そうかも知れないと納得。森川さんの丹と水銀の研究と一致する。昨秋の杉の落葉を踏みしめ踏みしめ進む。やや急登。
pm12.40コモノ辻、510米 気温9度。
pm12.56帝釈山山頂 海抜586.1米 風なし 二等三角点
森川さんは、この山のこの景色は心に残ると。それは明石大橋の向こうに広がる淡路島とか東の須磨景色の風景が良いからであろう。みんな健康に感謝つしし昼食し例のコーヒーを頂く。健康は最大の幸福である。
pm14.05丹生神社迄下山し、途中で義経道に入る。ツツジが咲き少し新緑も、森川さんの言が良い。
旬の時に旬の道
衝原ダムが眼下に見える、下山しつつ森川さんは言う。これは義経が馬でおりたと言うのは伝説で馬は下山出来ぬと喝破。
pm14.43箱木着、直ちに千年家を見学、室町時代のもので日本最古らしい。隣家の門札に箱木とあるのは印象的であった。ここ海抜は140米。気温14度。曇り。
pm15.00簡単にビールで乾杯、消費量3本。割勘一人当たり@250円也。
pm15.27バス乗車 箕谷へ
pm16.10三宮駅で解散。