高御位山--海抜304.2米

関西百名山登山記録Q 高御位山 海抜304米
平成12年1月15日土曜日 曇 参加者 森川 清水 繁益 吉田 徳永
集合場所 JR加古川駅  午前9時55分

中国山脈を抜けるとそこには青空があった。私は鳥取の自宅を午前6時45分に出発した。冬の山陰地方独特の雪雲のどんよりとした曇天であった。青空は鮮烈に私の心を踊らせそして蘇らせた。
am10.10  バスに乗車  本年最初の登山であり積もる話題が交互に盛んに交わされる。加古川の海抜10米。気温20度。
am10.30  鹿嶋神社の大鳥居前で下車 森川会長によると播州第二の初詣の参詣者のある神社の由。海抜60米。気温15度。新年らしい余韻があり参拝客が多い。先ずは石段を登り今年の健康と登山の安全の参拝を心を込めて各自が行なったと感じた。
am10.45出発したがここでこの神社の名前である高御位に関して議論が出た。高貴な印象がある。会長はくらは巨石を表すと。三輪神社とか大杉谷のくらもそうであったと感心した。ここら辺は石の宝殿の近くでもある。古代史とか地名には想像力連想力が豊かでないと痛感した。会長は直ぐ出てくるがこれは研究のせいであろう。
am11.11百間岩と言うに相応しい大きい岩岩である。どおやらこの山は巨大な岩山らしいと気づく。海抜230米、気温15度。
この山は低いが油断出来ぬ山だ、足元を少しも気が抜けない。延々と岩場が続く。
am11.46  最初の峰である鷹ノ巣山に到着。海抜264米、気温17度。瀬戸内の海と家島群島が見えた。ここで昼食し今回は豚汁であり寒い時で大好評。ここで会長が話された。紀伊水道から高知にかけて古代は地続きであった。然し明石海峡付近は湖であり水を求めてナウマン像も来ていたと。古代史はこのように学ばなくては真の理解に遠いと感じた。陽射しが暑いくらいである。
pm13.15高御位山山頂 海抜304米 気温20度 中々の山頂で巨大な岩場で成り立っている。この岩石に神を感じた古代人 の心が分かるように思う。石碑があり天乃御柱天檀[中臣高御位云々]とある。山頂の最高位に特別な岩場がある。そこに神社がある。10年程度前の再建らしいが祭神は大己貴命、少彦命とあり創建は欽明10年3月6日とあるから西暦549年で大層古いものだ。仏教伝来が西暦538年である。このお山全体が神として崇められていたのであろう。
pm13.30下山開始したが矢張り大きな一枚岩で少しも気が抜けない。頂上を振り返れば岩場の絶壁が人を寄せ付けない雰囲気である。矢張り神様だ。雑木林にツツジが咲いていた。石の上の下りは続く。
pm14.23分 中塚山への峠、海抜170米 気温15度 ここへの途中に石切り場とか将に石の墓場とでも言う様な異様な感じの山 があった。
pm14.30分 中塚山 風が冷たい、ここで直ぐ里へ下る。
pm14.40分 阿弥陀町に下山   海抜20米気温13度と寒い。少し道路を歩いてバス停の広場でお汁粉を頂く、寒いので暖かく甘いものが美味しい。お代わりした。今日は香西氏が風邪で欠席で残念であった。
pm15.32分 バス乗車
pm15.40分 曾根駅  同15.45乗車して森川、繁益。徳永は芦屋で下車し夙川の姫の所へ乾杯をしに行きた。 (今回より会計は吉田氏となる。)]