国賊竹中大臣”を即刻クビにしろ!
高杉良氏が大激怒
高杉良氏
高杉良氏

 「竹中恐慌」突入寸前−。経済小説の第一人者、高杉良氏がきょう5日発売の月刊誌『現代』(講談社)12月号で、「憂国提言・竹中大臣を即刻クビにしろ」と題した論文を発表した。総合デフレ対策で国民を失望させた竹中平蔵金融・経済財政担当相への「最後通告」といえる刺激的な内容で、波紋を広げそうだ。

 夕刊フジでも再三、竹中氏の失政を批判してきた高杉氏。この論文でも《本来なら国民の間に倒閣運動が起きたり、内閣が総辞職したりするような一大事》で、《底なしの大不況、まさに「竹中恐慌」に突入する寸前にある》と分析する。

竹中大臣
竹中大臣

 小渕内閣以来、経済政策に携わる竹中氏だが、高杉氏は《ひとことでいってアメリカかぶれ》《彼がしたことといえば、ITバブルを煽(あお)っただけ》《日本の経済をダメにし、これだけの不況をもたらした。竹中は、その最大の責任者》と手厳しい。

 竹中氏が住民票を海外に移し、住民税軽減を図ったとされる疑惑も指摘、《国民としての納税義務を果たさないで、何が「痛みを我慢しろ」だ。ふざけるなと言いたい》と断罪している。

 高杉氏の怒りの刃は、竹中氏に経済政策を丸投げする小泉純一郎首相にも向けられる。

 《小泉首相が今のままで、竹中が同じスタンスで舵(かじ)をとっていけば、限りなく沈んでいくだろう。ひょっとすると世界恐慌の引き金を引いてしまうかもしれない》

 そして、《国賊竹中大臣を即刻クビにすべきである。それとも小泉は、竹中と心中してこの国を滅ぼすつもりなのか》と直言している。

 論文は日本企業やサラリーマンを勇気づける言葉や、景気重視の政策提言も盛り込まれており、政界や経済界からの大きな反響が予想される。 ZAKZAK 2002/11