天皇家の男系伝統 説明と図解

問題の本質を列挙する。

@一口で言えば、ご先祖を辿ると、初代神武天皇に辿り着くという事。
A男女同権とか男女平等という問題ではない事。
B女系がだめだとか、良い悪いの問題ではない。その絶対的2千年間の事実を、ここで簡単に放棄して伝統の断絶をしていいのかという問題。
Cただし、女系天皇になると、王朝の断絶と事実として同じことになる。ここが重要な問題。これは伝統ある過去の天皇家でなくなるのである。王朝断絶の本質的意味の分からない方は、本問題を語る資格はない。
左翼の共産党、社民党、朝日新聞等は、この法案では自然に天皇制は消滅するとして賛成するのだ。

D日本国の天皇家は、初代から、そのようにして2千年の家系が連続してきているという絶対的事実である。
このような国は世界には皆無。ましてヨーロッパ諸国の王室なぞは、たかがここ数百年のものである。比較するに当らない。
Eアインシュタイン博士も言った、「西欧を初め人類が闘争に疲れきった時、世界の盟主に仰ぎたくなるのは、万世一系の日本の天皇様しかない、だから日本という国は滅んで欲しくない」と。
この2000年の伝統家系は人類史的なものであり、誇りにしてよい特性なのである。これに正しい理解と矜持を日本人に持って欲しいのである。
                         平成18年2月12日 徳永圀典



F独身で終わった女帝は、傍系から猶子(ゆうし、養子)を迎え入れた。継体天皇は、現在の福井県出身であるが、なんと十親等隔てた遠い男系の親族であり苦心の痕跡がある。十親等とは、現代では他人の感覚であろう。守るべき価値の存在を古人は知っていたのだ、

G男は「種」、女は「畑」と考えると理解しやすい。
よその畑(朝鮮人・ロシア人を、嫁に迎えても)に、種を植えるとき、同じ種であれば、同じものが出来る。

Hところが、畑が天皇になって、よその種を迎えるとどういうことになるか。植える種(迎える婿)によって、時には、粟(あわ)・時には麦・時には米、となり、到底、*万世一系にはなりえない。
Iこの万世一系というのが、日本の皇室の伝統なのである。世界でも例のない事実である。

J信じようと信じまいと2000年間、そうしてきた。西暦は、キリスト誕生を境にして紀元前をBC(キリスト生誕前)、紀元後AD(キリスト生誕後)としている事と同じ。信じる信じないでなくそうなのである。
日本の天皇家は史実そのものなのである。この伝統は大切にしなければ日本国の日本国たる所以でなくなる。
                                                    以上


*万世一系とは、
初代から連綿と2000年間続いている天皇家であるということ。他国のように革命や王朝で家系が断絶をされないできた事。これは世界の王室の中で唯一のものであり人類史的に貴重な存在である。