徳永の書き流し世界史 その44
オレンジ計画
アメリカが内密で作成していた対日戦争計画だ。
太平洋サイドに到達したアメリカは日露戦争に勝利した日本は、
アメリカの太平洋進出の邪魔になるとし対日戦争計画を立てていたのだ。
それが遠大なオレンジ計画である。
日本敗戦の前日、昭和20年8月14日、ニューヨークタイムズに
「太平洋の覇権を我が手に」の大見出しの論文が掲載された。
曰く
「我々は初めてペリー以来の願望を達した。もはや太平洋に邪魔者はいない」だ。
これはペリー以来のアメリカの全ての行動は日本侵略の明白な意図を示すもの
である。