徳永の書き流し世界史 その22 日本の行き過ぎた西洋崇拝!どおやらそれは明治以降の行き過ぎた西欧崇拝である。 日本は後進国だと思い込んだのだ。西欧の外面のキンキラキンの華やかさに幻惑されたのだ。 日本の平安時代以降の質実な香り高い文化を見失ったのだ。 確かに蒸気機関による近代産業革命の成果は学ぶ必要はあったが、日本はこれから真の歴史が始まると 仏像廃棄など過去を捨て去り猛烈に欧米文化に傾倒してしまったのだ。 欧米文化を形成した背後の民地政策などの暗黒面を見破れなかったのだ。 競うように西欧オンリー、学生の留学先も然り、国家としてのお雇い外国人は全て欧米からであった。 完全に偏り過ぎていた。 我々が学校で学ぶ世界史も西洋史観そのもので恰も人間社会は西洋から始まったような観があった。 その原因はドイツから東大に招聘されたルードリッヒ、リースと言われる。 彼の師は近代歴史学の師たと言われたランケであった。 ランケの世界史はアジアを蔑視し、敵視し野蛮論を説き西洋の優位支配の正当性を説き 西洋は善であり父であるとした! この思想が東大に来た弟子のリースを通じて現在の教育まで尾を引き弟子達も盲信し それが日本の西洋史観の正統になったのだ。 更に敗戦後は猛烈にアメリカ文化に傾倒し現在は日本人そのものを忘れ去り 新しい文化は英語のままで国内に氾濫し日本国家は日本人は溶解しつつあるのではないか!!