徳永の書き流し世界史 その31 ゲルマン民族の大移動 この言葉は学校の歴史の科目で聞いて忘れ難い なんとなくロマンチックな響きとして社会人になるまで残っていた。 だが三十代となり歴史を読む中に疑問、民族が移動すれば他の民族は どうなるのか、追われた民族はと、ハタと気づいた。連鎖的な侵略が 発生する、復讐の連鎖が起きる、ヨーロッパに戦争が歴史的に絶えない理由 である。 そこには復讐と憎悪が累積され21世紀の今日まで絶えないのだ。 日本人のように水に流すと言う言葉がある国とは大違いだ。 イスラエル、ハマス、イラン、コソボのアルバニア人、ユダヤ、 パレスチナ、どおにもなるまい! 間断なく戦争、動乱に明け暮れた風土、日本人のような、 ものの哀れ、わび、さび、渋さ 花鳥風月を愛でる優雅な心は生まれるわけはない。 従って日本人のやうな美徳 義理人情 恩情の心などは生まれない彼の地 である。 日本人のやうな他者を傷つけない思いやり 察しの文明は人類として極めて 理想であろう! この「心の文明」こそ人類はモデルとすべきであろう!