徳永の書き流し世界史 その51 コーチャン事件 その1 田中角栄を逮捕した事件だ、法律の素人の私でも、オカシイなと思った事件だ。 元航空審議会の岩崎元大学教授の論考をそのままご披露する! 戦後日本の社会を異常な程、騒がせたロッキード事件、日本人の特性である、 他を責めず己を責める性質をいかんなく発揮して決着してしまった。 戦後史の一大汚点として後世の物笑いになる事件である。 ロッキード社の副社長コーチャンが航空機売り込みの為と称して世界中に カネをばら撒いたように見せかけて、そのカネをニクソン大統領の選挙資金に 献金したウオーター事件の一端であった。 罠や囮、ワナやオトリを掛けるのが専門家の狩猟民族の子孫である白人に 日本だけがマンマと引っ掛かった事件である。 日本側は田中角栄首相以下16人が起訴された。 全員が身に覚えが無い、何も知らないと無実を主張し続けたのに検察は コーチャンがカネを渡した」と証言しているではないか、まだシラを切るかと、 何の証拠も無いのに全員を有罪にしてしまった。 日本の検察がアメリカに行きて、何を言っても罪にならぬと言う免責特権を 与えて勝手に喋らせた証言だけである。 ロッキード事件は世界中の国々の著名人に疑いがかけられたが コーチャンのカラクリを知って殆ど無視され問題にならなかった。 処が日本だけは朝野、官民を挙げて何年にもわたって大騒動になってしまった。 それは日本に巣食う反日勢力、反日マスコミがコーチャン発言を 鬼の首でも取った様に歓迎して、この時とばかり騒ぎ立てたからである。 反日勢力は一国の宰相を犯罪人として追放し日本の国際的信用を落とす事が 目的だから、航空機購入などはどうても良く 専ら五億円、五億円と叫んで五億円事件にすり替え大合唱を繰り返した。