徳永の書き流し世界史 その36

屈辱の臥薪嘗胆

遼東半島に基地を得た日本を見てロシアは日本の大陸進出を恐れた。
フランス、ドイツを誘い日本の遼東半島領有は東洋平和の害だとした強硬に
還付を勧告した。日本は日露戦争で国力が疲弊しておりロシア、ドイツ、
フランスの列強に歯向かう力無く涙を飲んで白人からの屈辱を味わった。
世に言う三国干渉である。

日本は遼東半島を涙を飲んで返還したその最中、ロシアはずうずうしく清国
からその遼東半島を租借したのだ!そして旅順に大軍港を建設したのだ。
ロシアの奸計に日本人は、ロシアの偽善、欺瞞、老獪、不正義に憤慨が
沸騰したのだ。
私なども日本歴史でも学び、屈辱だとして三国干渉を強く強く記憶しておる。

日本人はロシヤに強い敵愾心を植え付けららた。
日清戦争で敗れ頼りない清国は列強なより次々と租界を開かされられ主な
海岸域はズタズタに列強に租界をはらかされた。
これを見て清国の大衆は蜂起する反乱が発生した。
有名なのが義和団だ。天津の外国人居留地や北京の外国公使館を包囲した。
義和団の乱だ。これに対し日本、ロシアを中心に連合軍で鎮圧した、
北清事変であるが終わってもロシアは撤退しない、満州に大軍を派遣し清国と
密約を結び更に朝鮮半島にも手を伸ばす狡猾なロシア、遂に朝鮮海峡の馬山浦
にロシア艦隊の基地提供を迫るなど日本に対し大きな脅威となって来た。
そこで日本はロシアの膨張をこのまぬ英国と組み明治35年に日英同盟を締結し
対ロ戦に備え結果的に成功した。
21世紀の現在も再びこの構図となっておる。歴史は繰り返す!