熊野古道「大辺路」その1 富田坂越えから安居の渡しまで。
我々は、熊野古道の「小辺路」も「中辺路」も完全に歩行した。そこで今度は「大辺路」に挑戦することとした。3月に入り春が近いと紀伊半島も雨の日が続き、3日間も晴れる日に中々遭遇しない。今年は諦めるかと思っていた矢先に、いい具合にその日を得ることができた。見老津付近では、ソラマメの花が咲き、グミの実が赤く熟しつつあるというのに、寒波が南下して、時ならぬ雪時雨にあったのには驚いた。紀伊半島屈指の清流である「日置川」の「安居の渡し」は中々乙なものである、幅は約30米だが、青く深い淵の上を進む風情は現代離れして清々しい。ボランティア的に面倒見てくださり、おまけに、気の利いた木札の「安居の渡し「が頂戴できる。是非とも勧めたい、「西民宿」は下記の通り、事前予約が必要。
平成18年3月13日 月 晴時々曇り
ポイント | 着 | 発 | 歩行タイム | 休憩タイム | ポイント概況 | 美号 |
鳥取 | am5:12 | 各駅停車智頭行、智頭着5:55.真冬並み寒波襲来。零下1度。智頭は吹雪で積雪10センチ。大原も吹雪いていた。 | 智頭発6:12−上郡着7:28-発7:33、姫路着8:03、発ひかり442号8:15、新大阪着8:45.佐用には積雪もなく晴れ。 | |||
新大阪 | am8:45 | am9:02 | オーシャンアロー号 | 友人が赤飯弁当購入してくれていた。 | ||
白浜 | am11:14 | ここからタクシーで富田の草堂寺へ。 | 寒い、途中、日神社に参拝。 | |||
日神社 | am11:27 | am11:30 | 川沿いの道路横に鎮座。 | 気温5度。 | ||
草堂寺 スタート |
am11:32 | am11:40 | 寺の石垣が立派。登山開始。 | 石垣の横の道が富田坂越え登山口。 | ||
一里松跡 | am11:50 | 0:10 | 道程標識松が一里毎にあったらしい。 | |||
馬谷城跡 | am11:51 | 0:01 | 一里松跡から100米足らず。 | 向こうの山が城跡。 | ||
林道終点 | pm12:16 | 0:25 | 松林の中に「沈丁花」が満開で多数。ここまではゆるやかな坂。 | 当初、私は「ミツマタの花」と誤解し友人が訂正してくれた、花博士だからとても有難い。 | ||
峠茶屋跡 | pm13:15 | 0:59 | ここから七曲の富田坂で2.1キロのアップアンドダウンが続く。 | |||
安居辻松峠 | pm13:45 | pm14:00 | 0:30 | 0:15 | アセビの花が咲いていた。早いものだ。 | 海抜900米程度。 |
林道合流 | pm14:02 | 0:02 | ここから急な下りとなる。 | |||
祝滝分岐 | pm14:41 | 0:39 | 祝滝へ行くこととするが予想よりタイムがかかっているようだ。 | 急いで滝に向かう。 | ||
祝滝 | pm14:56 | 0:15 | 谷の水がない、時々伏流水あり。 | 滝は高さ10米くらいだが水はショボショボ。水があれば白糸の滝のようであろうか? | ||
祝滝分岐 | pm15:10 | pm15:15 | 0:14 | 0:05 | ここから下り。 | |
三ヶ川梵字塔 | pm15:24 | pm15:35 | 0:09 | 0:11 | 庚申さんの塔。 | ここらからだらだらと長い。 |
三ヶ川バス停 | pm1605 | 0:30 | 親友は安居の渡し場と神社を見たいという。例の拘りであるが、これがとても結果良好となることとなった。 | |||
安居の渡し場 | pm16:25 | pm16:35 | 0:20 | 0:10 | 新しい渡し舟があり実用的である。これに興味が湧いた。親友が色々と情報入手してくれ段取りできた、とても感謝。 | 近所の人に聞くと、一人500円で渡すという。色々聞いて「西民宿」の西さんに連絡して明日の手配をした。口ヶ谷橋を渡るルートは荒れているらしい。 「西民宿」電話番号=0739-53-0194 |
三須和神社下山終点 | pm16:40 | 0:05 | 珍しい大木の名は「一位樫」という、実がなつていた。 | 土地の古老に聞いて理解、この地の人々はみなとても親切だと痛感。 | ||
椿温泉宿 | pm17:33 | ここの湯は中々いい湯である。 | ||||
総歩行時間 5時間 |
総休憩時間 41分 |
実歩行時間=4時間19分 |