久松山と本陣山 

私の散歩道である。自宅の裏山である。
冬のよく晴れた日には
大山隠岐島は一年に一回程度、氷ノ山そして扇ノ山も見える。

鳥取の自宅に居る時は、まず久松山の急登で汗をしっかりかいて、それから本陣山へと縦走する。

久松山山頂から裏手に一気に下る、それは十神砦を経て十神林道につつながる。ここらから、私の歌が始まる、
愛唱歌は季節により異なる、主として、「坊がつる讃歌1−9」、「夏は来ぬ1−2」、「琵琶湖周航の歌1−4」、「野に咲く花のように1−2」、英語で「サウンド オブ ミュージック プレリュード」、イタリア語で「カロミオベン」、時には英語で「ダイアナ」などなど誰も居ないので気分よく朗々と歌唱できる。素晴らしい空間である。

やがて、長田神社への分岐を過ぎると、栗谷神社の上部の山々の尾根へと少し登り、尾根筋を縦走する。

すべて原生林の中であり巨木で夏は薄暗く日陰の道で快適、とても好きな縦走路である。冬は落葉しており明るい道となる。

やがて栗谷別れの分岐を通過し再び少し登る。これは栗谷と本陣山との間の山々であり沢山の支道がある。

そして本陣山へ久松山から40分で到着。少し休憩し、水分補給してから極力、舗装道路を避けて五合目辺りで通称、天神山、正式には三太夫山へと尾根筋を通り大宮池へと下る。この道も人は見えない。快適な道だ。

尾根を下り谷間にいるとそこは「私の音楽ホール」となる。反響効果よく私は腹の底から大好きな、前述の歌を再び歌う。

このコースをほぼ毎日のように通る人々は居ない、私だけのようである。このコースは休憩入れて2時間10分で心臓の鍛錬と足の鍛錬に私にはとても大切なルートとなっている。

本陣山は鳥取城が秀吉の兵糧攻の折、本陣となった海抜250米程度の山である。

6月になると樗谿公園と神社門前のセセラギと森には
が低く高く乱舞している。素晴らしいものだ。デジカメでは蛍の光が弱くてご披露できないのが残念である。高く低く一杯のホタルが舞っている。