関西百名山 登山記録 43  青葉山

平成14611日 晴後曇雨

参加者 森川、清水、繁益、安東、高橋、長戸、池村、徳永

予定の台風が一日早く到来して大阪の早朝は雨、出発時には決行可能な感じ。会長から是非の打診あるもバス担当の長戸氏は決行と明快。ワイワイガヤガヤと車中は賑やかであっという間に現地着。午前10時半。晴であった。この地方は京都とか山陰と同様で山々とか樹木の緑が濃い。確かに山陽の山々と異なる。青葉山?現地の人はアオバサンという。標高693米、西峰と東峰とあり若狭富士と呼ばれているらしいがきれいな二つの山を仰ぎ見る。東峰山麓は草深い、孟宗竹、そして杉林からブナ、ドングリ、イロハモミジと樹木が豊富である。やがて、笹の中に密かに咲く一輪の笹ゆりにみな声をあげた。可憐な笹ゆりは人気がある。展望台までにハタチとか16歳とか12歳の笹ゆりにお目にかかる。617日奈良の笹ゆり祭が近いことを思い出す。ここは花が多いらしく他にはツツジ、アジサイ、卯の花が咲いていた。途中の展望台では、高浜の海岸が美しい。それからも深い樹林の中を登るのだがグループのおばさん達がいていつもと違う。山頂の神社は建物のみで様子が変だ。ここで昼食、月山会のお握りより上等。雨が近づいており先を急ぐ。ここからの岩場のアップアンドダウンは中々のものだ。岩の相は確かに尋常でなく白山火山帯の溶岩らしい。頑丈なアルミ梯子がなければ岩場はもつと素晴らしくスリルと醍醐味があるものをと思う。岩場の稜線伝いがかなり続く、右側は宮津湾が木々の向こうに垣間見える。大正までは女人禁制の霊場とは頷ける。西峰の祠の上の巨大な岩がご神体である。山麓の松尾寺と関係が深いのであろう。ここで雨となった。岩場を抜けていたのでよかった。写真をとり下山開始。松尾寺近くの孟宗林は素晴らしい。松尾寺は西国観音巡りの29番霊場で馬頭観音が祭られていた。名刹と言える。松尾寺でバスに乗り簡保の宿の入湯をめざす。到着午後345分、私は15分ですませタクシーに乗る。帰宅は午後9時半でしたが乗り換え4回、待ち合わせ通算約1時間、ここらへんのローカルにはウンザリしたが、お蔭で、世界を不幸にしたグローバリズムを完読。著者はクリントン政権の経済諮問委員長でIMFと世界銀行批判であるが私が金融危機の時に洞察し寄稿したコラムの内容が正解であったのだと自信を深めたが良い読書時間でもありました。皆様のご様子は安東さんのメールによると和気藹々でビールも痛飲気味の由。なにわともあれ大した雨でなくハ-ッピーでした。ご苦労様でしたが、会長が好きな風呂にも入れず、術後の故かお気の毒に思いました。

月山会俳句

森川氏     直登り海見てうれし青葉山  直-したと読む

繁益氏     梅雨いりの雨に先がけ青葉山

安東氏     ささゆりや鎖岩場の青葉山

長戸氏     梅雨の間の木々の緑が青葉山
   
    
       露天風呂化粧おとせば鯔-とど-の群れ  

徳永      笹ゆりに高浜の海の青葉山

         笹ゆりと若葉の雨の青葉山

今回はバスツアーのホワイト・ベア-・ファミリー利用。0120-20-4690 総員23

                               (文責 徳永圀典)