月山会余情     平成14年7月3日 京都 角屋見学

関西百名山記録44 番外編 角屋見学
参加者 森川、清水、繁益、安藤、長戸、徳永 
特別参加者 松本、小島、両氏


関西百名山記録44 番外編 角屋見学
平成1473日 水曜日
参加者 森川、清水、繁益、安藤、長戸、徳永 
特別参加者 松本、小島両氏

今回は、月山会の余情というべきか、京都は島原にある国の重要文化財の角屋見学と洒落れこんだ。言い出しべは森川会長である。常日頃から我々日本情緒を解さない荒ぶれた輩の啓蒙を試みられたものと思われる。そのため、事前に渡されたのは、井原西鶴の好色一代男と吉野太夫に関する詳細なるパンフであった。氏の意気込みが伝わってくるようである。本日の特別参加には、本来は国際派だが日本情緒と粋の分かるお人でもある著名な松本淳一郎氏と、ドイツリードを自在に朗唱されながらも、仏寺、僧侶と広汎な知人の多い児島昭男氏である。吉野太夫は、吉永小百合と星野知子を混交し星野7割の知性的な美貌であると森川氏の見てきたような話である。詳しくはパンフで私も実に驚いた。吉野太夫に惚れ込んだ近衛信尋と争い妻に招じ入れた灰屋紹益もえらいが、我々学のない連中の歴史の真実を知らないほうが恥ずかしいのかも知れない。本当に江戸時代という至近にして重要な近世を知らなさ過ぎる。

角屋は男と女の何々の場所に非ず、言うなれば文化センター的宴会場であったとはこれも驚き。素晴らしい庭園の松とか由緒ある部屋の見学にしばし見とれた。後は、まことの湯に入り遅まきの昼の宴会は、前述の面々であり、江戸文化から密教立川流の男女の交わりは菩薩の位の解説もあり談論風発、時間の過ぎ去るのも知らないという有様。遂には、特に森川、松本、両氏からコンコンと金沢は東廓、浪速は新町に至るまで古き良き時代の色町文化の情緒を学んだ。そうなると、最後はお寺にお強い小島氏が東福寺へ案内すると発展した。私は時間の都合もあり断念したが、この先の体験は安東氏からメールがありご披露する。

安東氏のメールの概要―[小島さんのお手配のままに「東福寺・光明院波心庭」に行って参りました。東山の五条を下った辺りの東福寺境内の一部です。大変素晴らしい見事なお庭でした。 ご住職にもご挨拶を頂きました。 小宴会、法事等にも向いており一度使って見て欲しい由です。料理は仕出し屋に手配の様です。JR東福寺駅で我々繁益、長戸、安東は皆さんとお別れしJRで帰宅に向かいました。]

皆さん、有難うございました。楽しかったですね。(文責 徳永圀典)