関西百名山 諭鶴羽山ゆずるは山 標高608m
平成15年12月10日 全員参加


今年最後の登山を関西百名山「諭鶴羽山・標高608m」に忘年会を兼ねて1泊2日で登山して来ました。
同山は兵庫県・淡路島の南端、海岸線に沿った山脈の西部に位置し、同島の最高峰です。島の南端・南淡路温泉郷にある「海上ホテル」にインターネッテでホテル予約した後、梅田3番街から阪急バスで出掛けました。天気は快晴、やっと向えた寒さの中の登山と成りました。
淡路島は先の「淡路・花博」以来の旅行で、折角の花の島もこの季節如何なものかと思いつつの旅立ちでした。
梅田・阪急3番街バスセンターー阪神高速道ー明石海峡大橋ー津名一ノ宮IC−洲本バスセンター(昼食)ー(淡路交通バス乗換え)−市下車(歩き始める)−栗原城跡ー三原町サイクリングターミナルー諭鶴羽ダムー(登山口)ー表下り参道ー神倉神社ー諭鶴羽山々頂ー 諭鶴羽神社ー現在廃道化している古道コースを下山ー柴折地蔵ー七丁・八丁・十丁・十二丁の碑石が現存ー黒岩・参道入口下山ー送迎バスにてホテル。
登山道は昔からの古参道が続き歩き易い。頂上に近い諭鶴羽神社(元熊野宮)は修験の霊としてここ淡路では最も古く、平安時代に開かれたと言われ、登り、下り道共として同時代からの板碑、町石が多く現存していた。又、鶴に拘る等神話も多く、神倉神社では「イザナギ、イザナミの神を乗せられた鶴がここの大樹で羽を休めたと云う由緒ある場所」とあった。いずれにしても大変な古道である。
その上、「植物の宝庫」と言われるだけに琉球に繋がる南国ムードたっぷりの樹木や、落葉・常緑樹合わせて120種類にも成る木種が原始の姿で残っていた。
県天然記念物「アカガエの群落」は高度450m以上の地域に自生しているとかであった。猪、鹿、猿の動物多種棲息している様である。
又、諭鶴羽山の南面・急斜面一帯に咲き誇る島の名物・水仙の群生地の見どころは12/下旬〜同/下旬とかで、500万本からが甘い香りを漂わせ、斜面を埋め尽くす様は壮観とか。期間中はホテル街から現地まで水仙シャトルバスが出る。今日の登山道にも既に咲き始めているのが散見された。 
本日は(市)バス停より歩行、登山併せて2時間30分。下山1時間40分、所要時間計4時間10分でありました。
ホテルでは鯛活魚造、宝楽焼料理に舌包を打ち、1年間の登山話に花が咲く。何方も怪我もなく、楽しい1年であった事に感謝。 翌日は「大鳴門橋記念会」を見学し帰路に着く

(文責 安東満雄氏)
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