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2003年2月大リーガーの死


オリオールズのインターネットウェッブから抜粋


これは2003年2月にMLB大リーグのオリオールズの大リーガー(スティーブベヒラー)が熱射病による多臓器不全で死亡しましたが、大量のエフェドラ(興奮剤)が血中から分析されドーピングによる副作用が疑われました。


エフェドラは2003年、販売中止
[ エフェドラとは ] 
 エフェドラ(Ephedra)というのは、ハーブ系の薬品で、マーファング、マファング、マファン、マ・フアン(ma huang )という名前でも知られています。中国に自生するマオウ科(Ephedraceae)のEphedra属のシナマオウ(Ephedra.sinica)、アイマオウ(Ephedra.intermedia)、キダチマオウ(Ephedra.equisetina)などの地上茎を乾燥したものが、生薬「マオウ」です。このように生薬「マオウ」は、中国原産で、中国名を漢字で「麻黄」と書き、(mahuang または、ma huang)と音訳されます。日本名としては、中国と同じ漢字で「麻黄」と書き、「マオウ」と読まれます。「マオウ」と片仮名で記載されることもあります。英名は、(Ephedra Herb)と書き、省略して(Ephedra)とも呼ばれます。だから、エフェドラとマオウ(麻黄)はほぼ同義語です。漢方では、鎮咳、解熱、発汗剤として使われます。 アメリカでは、体重コントロールをしたいダイエット中の人、活動性を高め、筋肉質の体を作りたいボディビルダーやハイな気分を味わいたい人など、数百万人ないし一千万人に使用されています。日本でも個人輸入が可能です。実際には、多くの個人輸入代行業者があり、実情は輸入販売(違法行為です)に近いところが多いようです。インターネットで「エフェドラ」を検索すると、多くのサイトが見つかります。スマートドラッグ、合法(脱法)ドラッグ、生活改善薬、減量関連商品、健康食品、ダイエット情報などのサイトです。それらのHPでは、エフェドラの危険性に関する情報はほとんどありません。 一方アメリカでは、エフェドラの副作用とみられる事故が続発し、FDA(Food and Drug Administration : 食品医薬品局)がその監視と対策に乗り出しました。 エフェドラの副作用に関する報告は、1993年頃からあり、44歳の水泳とテニスの好きな男性は、コーヒーとココアの代りにエフェドラ製品を飲み始めて3週間後、テニスから帰宅した後に冠動脈血栓で死亡しました(MMWR August 16, 1996: Adverse Events Associated with Ephedrine-Containing Products)。 そのほか、1996年には、20歳の大学生がエフェドラ製品服用後に死亡しました。1997年には薬物乱用歴のない健康な23歳の男性がエフェドリン25mg入りドリンクを服用後に死亡しました(Theoharides, TC. 1997)。さらに38歳の男性は、エフェドラ2カプセルをコ−ヒ−と一緒に飲み日課の朝のジョッギングを行い、戻った後心臓発作を起こして死亡しました。また、エフェドラを常用している35歳の女性はエアロビクスの最中に脳卒中で死亡しました(FDA Cracks Down on Ephedrine-Laced Supplements 02/06/05確認)。ダイエットのためエフェドラ製品を1ヵ月間服用していた24歳女性は、脳卒中発作を起こし片麻痺と失語症になりました(2000/4/20 Washington Post)。 筆者は嗜癖問題の専門家であり、薬学やエフェドラ問題の専門家でも薬剤師でもありませんが、薬物乱用者が大好きな「合法ドラッグ」(脱法ドラッグ)や摂食障害患者が愛用、乱用するダイエット関連商品(やせ薬)に関心を持っていて、その両方から、「エフェドラ」という名前を聞くことが多くなったので、2000年初め頃から気になってこの問題を調べ始めました。

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