お気楽キャンプ生活紹介
 私は1980年代の後半から時々、鳥取市近郊の山々でキャンプを楽しんでおります。当時小学生だった自分の子どもたちを連れて山に行き、眺めが良くて静かな場所を見つけては宿泊しているうちに、自分の方がやみつきになってしまいました。今は子どもたちは成長してしまい、誰も一緒に行ってくれませんので、一人で行くことが多いです。
 春は鳥のさえずりを聞き、夏は天の川と流れ星を眺め、秋は虫の音を聞きながら月見をします。ゆっくりと時間が過ぎます。そこらを散策して写真を撮ったり、読書をしたり、気ままに過ごします。夕日を見ながらビールを飲むのはとても気持ちがよく、心がリフレッシュされるのです。暗くなれば寝床に入りすぐ寝てしまうこともあれば、持って行った望遠鏡や双眼鏡で夜遅くまで月や星を眺めることもあります。山で出会った見知らぬ若者グループと、思いもかけず楽しい星空観望会をしたこともあります。
 タンクに水を入れ、車に積んでいけば、どんな場所にでも泊まることができます。自分が気に入った景色のよい場所でキャンプすることができます。また、車はいざというときのシェルターにもなります。
 自然を痛めず、帰りはゴミを残さないよう気をつけています。
 私のお気に入りの場所の一部とキャンプ生活の様子を少しだけ紹介します。
上山高原
 最近ここでキャンプする人が増えている。トイレがあるのと、沢の水を引いた水道を使うことができるので便利。この水は飲料にはできないが、洗い物をすることはできる。
 空が広い上、人工の明かりがないので星空観望するには最適で私は大いに気に入っている場所だ。
 ウグイス、ホオジロ、ヨタカなどが鳴く。ときにアカショウビンの鳴き声も聞かれる。秋には鹿の鳴き声も。
扇ノ山水の広場近く
 切り通しを兵庫県側に超えたところに小さな広場がある。水の広場では豊富なわき水が出ており、飲料にできるだけでなくビールもよく冷える。わざわざここまで軽トラックで水を汲みに来る人もいるくらいだ。
 ウグイス、ホトトギス、カッコウがよく鳴く。
 私はここでタヌキに出会ったことがある。
扇ノ山風の丘展望台
 夕日が鳥取の街と湖山池の向こうの日本海に沈むのを眺めながら飲むビールは格別だ。昼間にはこの展望台を訪れる人もあるので、夕方になってから駐車場の片隅にテントを張る。
 遠く鳥取の夜景を見ることができる。星もよく見えるし、夏の夜にはヨタカがたくさん鳴き風情がある。
扇ノ山見晴らし広場
 このあたりは数年前、白装束集団に占拠されていて、しばらくの間、近寄ることができなかった。広々とした場所に展望デッキがあり、よく晴れると遠く大山を見ることができる。バーベキューができる設備はあるが、ほとんど管理されておらず、荒れている。
 ホトトギスがよく鳴く。
 私はここでキツネに出会ったことがある。
若桜氷ノ山キャンプ場
 管理されたキャンプ場なので有料である。オートキャンプ場は人が多いが、一般のキャンプサイトは人気がないのか、よく空いている。だが、私はこちらの方が好きだ。車はすぐ近くの駐車場に置けるし、炊事場も自由に使うことができる。料金も格安だ。登山口も近い。初秋にキャンプした夜は、無数のカンタンの鳴き声が山が鳴っているかのように聞こえていたのが印象的だった。
沖ノ山スギのふるさと公園キャンプ場(若桜吉川)
 見渡しても人家はおろか人工の建造物は全く見られない山奥深く、野趣あふれるキャンプ場。春はたくさんのウグイスの楽園だ。コルリの声も聞かれる。初夏になるとヨタカが鳴き、飛び回る。秋の夕方から夜には周囲の山々からかん高い鹿の鳴き声が。知らないとびっくりする。人工の光はなく、ここもまた星空が美しい。私は何度かこの辺りで鹿に出会ったことがある。
佐治村山王谷林道周辺
 以前は春になると子どもを連れてよく訪れたが、しばらく行っていない。林道工事でできた空き地が所々あるので、気に入った場所にテントを張る。林道はあれていることが多いので、車は麓においてテントと寝袋を担いでいくのがよいと思う。川が何本か流れており、水は現地調達できる。春にはウグイス、ツツドリの鳴き声が印象的だ。夜にはトラツグミ、コノハズクが鳴く。朝早く、テントのすぐ外で鳴く鳥を子どもと一緒に窓からそっと覗くと青い色をしていたので感動したのを覚えている。たぶんオオルリだったのではないかと思う。
私の最近のキャンプスタイルは
 カーサイドタープを車に吸盤やロープでくくりつけ、愛用している。風や雨にもけっこう強く、スペースもあるので便利。天候により、車中泊することもあるが、最近ではタープの中に小さいテントを張って寝ることが多い。その方が自然との一体感が味わえるのだ。炊事や食事は外でしている。望遠鏡や双眼鏡など、夜露のついたものはいったんこの中にしまい込む。
 欠点は日差しが強いと、この上にもう1枚日よけをかぶせないと暑くて昼寝できないことだ。