真島さんに何と呼ばれたいですか?
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*何も記入しない場合、青山美香になります。



兄さんメールに夢中

ちゃん、今日も好きやで〜(ハート) 今、何しとるんや?』

ここは東城会本部の大会議室である。真島は、五分後に始まる幹部会を前に、スマートフォンをせわしなく打っていた。
「よっしゃあ、送信と!」
革張りのソファに踏ん反り返った真島は、にんまりと笑い、ズボンのポケットに携帯をしまった。
真島の正面に座っていた峯が、「ずいぶん嬉しそうですね」 と言って、冷ややかな眼差しで真島を見る。
「当たり前や!ちゃんが可愛いて、しゃあないわ!お、さっそくメールや!」
ズボンの中の振動に気付いた真島は、急いで携帯を取り出し、メールを確認する。

『今、真島組にお弁当を届けに来ました。西田さんに預けとくね♪』

真島は携帯を食い入るように見つめた。
「アカン、ちょっと事務所に行ってくるわ!」
真島は、急に立ち上がった。
峯は両手を顔の前で合わせ、その様子を冷静に見守っている。
「もう幹部会が始まりますよ?」
ちゃんがすぐそこやねん。ちょっとだけでも、会いたいやないけ〜。せや、峯!俺は、熱でもあるちゅうて、大吾に言うといてくれや」
その途端、峯はドアのほうへ視線を向けた。真島も、つられてその視線の先を追う。
「だ、大吾ちゃん、おったんか。俺なぁ、ちょい風邪引いてしもて……」
「真島さん、ずいぶんお元気そうで」

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