痛みと薬

 Q1 腰が痛いというので、電気針してもらって薬もらいました。電気針はよかったけど、

 痛み止めの薬は効きません。どうして?


 回答者 花子

 やっぱ、効きの悪い薬じゃなかったの?よく効く薬だしてほしいよね。

 回答者 太郎

 薬以外の治療と、相性のよくない治療ってあるんでしょうか。

 今回は電気針だったみたいですけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 花子さんへ

  薬は、年齢・体格や病気の性質、副作用の可能性などいろいろな要素を考えて

    出されている、   あなた一人にあわせてお届けするオーダーメードです。

    効きにくいと思ったら、オーダーメードをより進化させるために処方された先生に、

    まずお尋ねしていただくのが,一番よいでしょう。自己判断は禁物ですよ。  

 太郎さんへ

  治療の相性のことは、心配はいりません。むしろ、ひとつだけの治療だけでは、

  痛みの治療は大変難しいことが多いので、飲み薬以外にもいろいろな治療を

  ご提案するのが一般的です。


 Q2 痛みに効く薬であっても、副作用って怖い。副作用のある薬は出さないで

  ほしいけど、もらった薬で、副作用ってピンときたらすぐやめたほうがいいですよね。


 回答者 花子

 副作用の出やすい身体、特異体質っていうか、そんなときは先生に相談したほうが

 いいですよね。

 回答者 太郎

 副作用ときたら、すぐやめるのが当然じゃないかな。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 花子さんへ

 副作用の出やすい体質・体調はたしかにありますが、早合点は禁物です。

 心配要らない場合もあります。

 薬の飲み方で、迷われたら、処方された先生によくお尋ねください。


 太郎さんへ

 自己判断でやめてよいかどうか、処方された先生とよく相談しましょう。自己判断で

 痛みの薬をやめたばっかりに、痛みが手のつけられないことになってしまっても

 大変ですからね。


 Q3 坐骨神経痛ではないかと言われて、痛い時に使う頓用の坐薬をもらいました。

 使う時は、指示通りちゃんと8時間以上間隔を空けて使ってますが、10時間くらいで決まって

 強い痛みがでます。強い痛みは坐薬使用後2時間くらいすると薄らぎますが、動くと

  痛いので、ずっと、あまり動かないで我慢してます。もう我慢限界です。

 

 回答者 花子

 座薬は効かないから、他の治療を頼んでみます。

 回答者 太郎

 もっと強い薬はないのかな。でも副作用も怖いし。たしか胃が荒れるって効いたこと      

 あるけど。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







 

 

 


  花子さんへ

 薬は使いようですね。


 太郎さんへ

 副作用のことはご賢察です。ご案内の定時使用は良い方法ですが、胃薬を使っても

 胃粘膜障害が出現する場合は、使えませんね。 



 



 

 

Answer 薬には効き方(作用機序)が決まっていて、それを外れると効果は期待できません

 A) 痛み止め薬

  →@炎症止めA麻薬B特効薬

 B) 痛みを和らげる薬(鎮痛補助薬)

  →@喘息の薬、血圧の薬、ウツの薬、てんかんの薬・・・いろいろな分類に隠れている薬

 A)の長所飲んだらすぐ効いた感じがする

 B)の長所 副作用が比較的少ない

 A)の短所副作用に注意することが必要

 B)の短所 ゆっくり効いてくるので飲んですぐ効いた気がしない

Answer

  誤解があってはいけませんので、最初に、副作用について一般的なことを述べます。

 @副作用のない薬はないということ。どんな薬にも、どんな元気な人に対しても、

 程度の差はあれ、副作用の可能性はゼロではないので、特別な薬だけとか、

 調子の悪いときにだけ注意すれば良いわけではないということ。

 A副作用への対応は、すべて悪い作用だから、全部やめるのかといえば、そうではなく

 次の3つがある。

 1)軽い副作用なので、無視して、薬はやめない。

 2)副作用対策の薬を同時に飲んで、薬はやめない。

 3)自己判断でも、止める方がよい、副作用。全身にブツブツがでたとか、

   内臓の障害が出たという場合。

 以上を踏まえて、主治医の先生に、薬の飲み方について、よく聞いた上で、

 上手に薬を続けましょう。

Answer  

 痛みに対する薬の効果は、痛みが出てきてから使うより、痛みが出てくる前に

 使ったほうが、薬の量の換算で1/3に済む(=3倍強力ということ)場合もあります。

 したがって、お尋ねの場合、痛みが出てくる前の痛みがまだ出ていない9時間程度で、

 お薬を使い続けたほうが、痛みを押さえるのに役に立つ飲み方であるといえます。

 

 今回は、一般的な痛み対策としての

 @副作用対策としての胃薬を同時服用の確認。これはかなり重要です。

 A他の痛みを補助する薬の併用を考慮

 B薬物療法以外の他の疼痛治療手段の併用   に加えて、

 C鎮痛坐薬を、痛みが出てこなくとも1389時間間隔で定時使用する

 

 も対策の選択肢に入ってきます。

 坐薬を使っても短時間効果〜効果乏しい時のような激しい痛みの場合は、

 特にBを考慮した方がよいでしょう。

鳥取ペインクリニック

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