突然の耳の痛みが出てきました。

 

  ←耳鼻科・歯科に続いて痛みの治療を。

 

20101111日付け

日本海新聞うさみみ「うさみみメディカル」寄稿をベースにまとめてみました。


【質問】

数日前より、時々突然耳(耳というか、右側の頭部と耳を全部含んだ範囲)に数秒の激痛が走ります。身体が揺れたりちょっとした接触があると痛みますが、普通にしているとなんともないので、このまま様子見てもいいでしょうか。

鳥取ペインクリニック

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回答】


まず耳鼻咽喉科・必要時に応じて歯科のご受診を


 耳に関係した領域ですので、なるべく早い時期にまず耳鼻咽喉科で外耳道・中耳・耳下腺など異常がないかどうか診てもらいましょう。また、開口時の顎の雑音や違和感を伴う痛みはありませんか。その場合は歯科・歯科口腔外科へのご受診をお奨めします。

 

耳の痛みの神経は割合い多く集まっている

 

 痛みという点から見てみますと、耳への痛みの神経は、脳の神経の内、三叉神経(下顎神経、翼口蓋神経)、迷走神経、顔面神経(膝神経節)、舌咽神経が関与していておりますし、それ以外にも3番目より上の頚神経は後頭神経を形成しますので肩こりが原因で後頭部痛となり耳痛を引き起こす例や、また頚部上〜下位の脊椎の関節である椎間関節痛が関係して耳痛の誘引になることもあります。

 

痛みの原因に応じた治療をご提案します。

 

 耳ももちろん含めて顔や頚部の帯状疱疹が三叉神経・膝神経節・頚椎神経根を介して痛みを作る場合がありますので、ブツブツはとくに耳の中に出てなかったでしょうか。耳の中にブツブツのできる帯状疱疹のなかに顔面の麻痺ができる例もありますので要注意です。その場合は痛みの診療科で血流改善の神経ブロックをお奨めします。

 脳の神経痛の三叉神経痛・舌咽神経痛・迷走神経痛は、原因としては、小血管による神経圧迫の可能性があり、CTMRIの検査は必須です。治療は、薬物療法に加えて、痛みが強い場合、神経ブロックをご提案いたします。中には、γナイフ照射といって強い治療用放射線による治療や、かなり少ないですが、手術療法をご相談させていただく場合があります。お近くのペインクリニック科・麻酔科・痛みの診療科へお尋ねください。