お尻と同じ側の足が痛いのですが・・・

 

  ←坐骨神経痛かもしれません。

 

2010610日付け

日本海新聞うさみみ「うさみみメディカル」寄稿をベースにまとめてみました。


【質問】

以前から左のお尻と左足の外側の痛みを繰り返していて、気をつけてはいるのですが、以前は、飲み薬や座薬でよくなっていたのが、最近の痛みはだんだん強くなっています。どうしたらよいのか心配です。

鳥取ペインクリニック

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回答】


坐骨神経痛には、まず予防が大切


 

腰痛に対しては、まず中腰で重い物を持たないなどの日常生活の予防・注意が最も大切です。が、気をつけながらも、痛みが出てきてしまう。大変おつらいことでしょう。お尋ねの症状は、坐骨神経痛の可能性があります。

 

坐骨神経痛と一緒に絡んでくる痛み

 

坐骨神経痛の典型的な症状の一つですが、一口に坐骨神経痛といっても、原因はさまざまです。椎間板という背骨のクッションが神経の通り道に邪魔をして、坐骨神経を刺激していることがあります。加えて、体が痛みを助けようとする反応から仙腸関節や脊椎の関節のきしみ痛みも伴う場合があります。

 他に、休み休みでないと痛みで歩けなくなる症状はありませんか。脊髄が通っている背骨のトンネルが細くなる腰部脊柱管狭窄症や、足の動脈が動脈硬化などで細くなってしまう閉塞性動脈硬化症などが潜んでいる場合があります。痛みを軽減することと、同時にその辺りの原因をきちんと調べていくことが大切です。

 

痛みの強さに応じた治療を

 

坐骨神経痛においても、痛みの強さに応じた段階的治療を受けになることが一般的な治療の流れです。痛みが軽い内なら、薬物療法・赤外線・電気針などの理学治療をお奨めします。痛み止め薬もよい方法の一つですが、胃潰瘍などの副作用を避けるため、長く使用することは避けた方がよいでしょう。強い痛みが続く場合は、痛みは軽視はできません。治りにくい慢性の疼痛や神経が痛みの原因となってしまう場合がしばしばあるからです。神経ブロックを治療法に加え、坐骨神経、脊椎の関節、椎間板など異なる治療の目標に治療が行われます。強い痛みが一貫して持続する方々の中の1割程度の方に、手術をご考慮いただく場合もあります。お近くのペインクリニック科・麻酔科・痛みの診療科へご相談ください。