里山(若葉台)の植生
私たちの住む「若葉台」の緑(里山、雑木林)は主に、アカマツ林とコナラ林によって形成されています。 昔、里山は食糧や生活資材の確保の場であり、そこに住む人々にとって重要な場所でした。 昨今、里山の本来の機能は失いつつありますが、環境保全と言う面では逆に重要な場所になっており、里山の自然を守るためにこれから私たちはどのような活動をしていくべきか早急に考える必要があります。
私たちおやじは、若葉台に池をつくり(ビオトープづくり)、芝生のグランドでの子どもたちとのふれ合いを通じ自然の大切さを唱えてきましたが(中央公園はビオトープ・コラム)、里山もそれらと同じくビオトープなのです。 大別すれば始めの2つは創造型ビオトープ、里山は保全型ビオトープといえます。 いろいろな形のビオトープを通じて子ども達が健全な自然観や生命感を育むようにこれからもおやじは活動を続けて行きます。
以下の文章は、元鳥取大学教授で鳥取生物学会幹事の田中昭彦先生の「若葉台の植生について」の論文(04年10月31日作成)です。 今回、先生の許可を得て掲載しており、この場を借りて御礼申し上げます。
【若葉台の植生について】
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高木層 亜高木層 低木層 草木層 |
鳥取県のマツ林の大部分は海浜部を除きアカマツ林である。 主として常緑広葉樹林帯の内陸部が伐採されたあとに生じた二次林である。
アカマツー落葉広葉樹林 (2004年10月29日調べ)
アカマツ林を構成している植物は地域によって異なるが、基本的には次のような性質を持っている。 アカマツ林は下刈りされるため林内の構成種は”ひこばえ”や萌芽などで、速やかに再生する能力を持っている。 コナラ林の構成種にも共通することである。 ただし、アカマツ自身には萌芽により自己再生能力は持っていない。
再生能力の強い植物としては、
コナラ、ヒサカキ、イヌツゲ、リョウブ、ネジキ、コバノミツバツツジ、ヤマツツジ、ナツハゼ、クリ、ソヨゴ、サルトリイバラ、コバノガマズミ、ミヤマガマズミ、などが代表としてあげられる。
よく発達したアカマツ林は、高木層・亜高木層・第一低木層・第二低木層・草木層の5層からできていることが多い。 しかし、下刈りなどの影響で、亜高木層が欠けたり、低木層が2つに分かれていないことなどがある。 第一低木層にはネジキ、コナラ、タカノツメ、ウラジロノキ、ウリカエデなどが多く、第二低木層でヒサカキ、ネズ、カマツカ、コバノミツバツツジ、ヤマウルシ、ナツハゼ、コバノガマズミなどが優勢である。
アカマツ林では林床まで光がよく届くので、草木層には草原と共通する植物であるススキ、ワラビ、ノガリヤス、アキノキリンソウなどが多い。 その他コウヤボウキ、ヒカゲスゲ、ダイセンスゲなども生育している。
コナラ林を構成する植物について見た目は、かなり異質な感じがするが、種類組成には大きな違いはない。 量の多い少ないはあっても、アカマツ林には出現せず、コナラ林にのみ見られるいうようなことはない。
コナラ林は定期的に皆伐されるためによく発達した林では、4、5層の階層がある。
(若葉台の雑木林に見られる植物たち)
タラノキ、ナツハゼ、アクシバ、ネジキ、サルトリイバラ
コウヤボウキ、オオバノトンボソウ、ノガリヤス、ウラジロ、コシダ
【若 葉 台 の 植 生】
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樹木編・6
樹木編・7