Do You Want To Know A Secret?


【レコーディング・セッション履歴】 【収録レコードリスト】
【レコーディング・セッション分析】
【リマスター・モノ】 【リマスター・ステレオ】
【Undocumented Recording Session(1999年原稿)】

【レコーディング・セッション履歴】
63/02/11ジョージ・マーティンノーマン・スミス
リチャード・ランガム
Recording 第1〜8テイク
テイク1〜6のいずれかがベーシックマスター。
テイク7とテイク8はベーシックマスターに対するオーバーダブを加えたもの
テイク7は“do la lu”のコーラスと手拍子をオーバーダブしたもので、コーラスにはエコー無し、手拍子は正規バージョンのドラムスティックと同じリズム。また、コーラスは1回目のVERSEから入っており、“hear”という歌詞の部分では“Ah〜”というコーラスも付いている。
テイク8は“do la lu”のコーラスをエコー付きとし、更に手拍子をドラムスティックに変更している
ジョージのリードボーカルにはエコーが付いてなく、リリース版で聴かれるエコーはミキシング時に付けたもの
63/02/25ジョージ・マーティンノーマン・スミス
A.B.リンカーン
Mono Mixing 第8テイクより
63/02/25ジョージ・マーティンノーマン・スミス
A.B.リンカーン
Stereo Mixing 第8テイクより
ボーカルはジョージ

レノン('80 PBインタビュー):ぼくが1歳か2歳で、まだ一緒に住んでたころに、母が歌ってくれた歌からアイディアをもらったんだ。ディズニーの映画の中の歌でね−−−「秘密を知りたいの?/人に教えないと約束なさい/あなたが願かけの泉のそばに立っていることを」って言うんだ。で、こいつを頭においてあの歌を書いて、ジョージにやって歌わせたのさ。コードが3つしかないから、ジョージ向きだと思ったんだね。ジョージは世界一の歌手というわけじゃなかったからさ。そのあと、ジョージはとても上達したよ。でも、当時はひどいものだったんだ。で、ジョージにも一口のせてやるつもりで、あの歌をやったのさ。ジョージの本でぼくの自尊心が傷ついたもうひとつの理由は、これさ。ぼくはわざわざ、ビートルズのシングル盤のB面にジョージの歌が入るように取り計らったんだぜ。『ノー・ア・シークレット』を入れるまで、B面をもらったことがなかったからね。ジョージがA面をもらったのは『サムシング』が最初さ。ポールとぼくが、いつも、A、B両面の曲を書いてたからな。ジョージを閉め出していたわけじゃなくて、ジョージのものが基準に達していなかったというだけのことなんだよ。こういった小さいこと
を、あいつは忘れてるんだよ。

【収録レコードリスト】
第?テイク “DOCUMENTS VOL.1” A11 (CD:DR 027 CD)
“FROM US TO YOU” A05 (CD:TSP-CD-015-2) POP GO THE BEATLES 63/07/30
第7テイク “THE ULTIMATE COLLECTION VOL.2 Disc2” A12 (CD:YDB-202)
第8テイク “THE ULTIMATE COLLECTION VOL.2 Disc2” A13 (CD:YDB-202)
第8テイク “ULTRA RARE TRAX Vol.4” A09 (CD:TSP-CD-026)
第8テイク “UNSURPASSED MASTERS VOL.1(1962-1963)” A05 (CD:YD-001)
第7テイク “UNSURPASSED MASTERS VOL.7(1962-1969)” A01 (CD:YD-013)
第7テイク “MYTHOLOGY, VOL 1” A09 (3CD:STR-008〜010) イントロのエコー無し
63/2/25版モノ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” B04 (モノLP:PMC 1201)
63/2/25版ステレオ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” B04 (ステレオLP:MFSL 1-101)
63/2/25版モノ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” B04 (モノLP:EAS-70130)
63/2/25版モノ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” A11 (CD:CP32-5321) CD用編集
63/2/25版モノ・ミックス “TWIST AND SHOUT” A03 (CD EP:TOCP-7102)
63/2/25版ステレオ・ミックス “THE EARLY BEATLES” B5 (ステレオLP:ST-2309)
63/2/25版ステレオ・ミックス “The Capitol Albums, Vol. 2 Disc1” A11 (CD:CDP 0946 3 57498 2 3)
63/2/25版ステレオ・ミックス “The Capitol Albums, Vol. 2 Disc1” A22 (CD:CDP 0946 3 57498 2 3) モノ落とし
63/2/25版モノ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” A11 (CD(リマスター・モノ):5099969945229)
63/2/25版ステレオ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” A11 (CD(リマスター・ステレオ):0946 3 82416 2 1)

【レコーディング・セッション分析】
ジョージJ-160Eリードギターを弾いているようだ。
① オーバーダビングとしてコーラスとパーカッションを追加している。
② イントロ部分のジョージのボーカルのエコーはミキシング時に掛けられている。
③ コーラスは録音時にエコーをかけているが、テイク7では控えめに、テイク8はリリース版通りのエコーとなっている。
④ テイク7では1回目のAメロからコーラスが入り、“hear”という歌詞の部分にも“Ah〜”というコーラスが入っている。
⑤ テイク7ではサビで使われているパーカッションはドラムスティックではなく手拍子になっているリズムパターンは同じ

【リマスター・モノ】
相違箇所内容
全体ノイズを除去している。
0'38"3拍目裏のアルペジオ直後にノイズ。

【分析】
 モノラル・バージョンの0分38秒では、アルペジオの5音目の音色が突然変わることからテープ編集している可能性がある。
旧CDにはこのノイズが無いので、アナログレコーディング・テープ上の編集部分に損傷が発生しているのではないだろうか。

【リマスター・ステレオ】
相違箇所内容
0'18"「s(ecret)」のボーカル修正。
0'29"「(whi)s(per)」のボーカル修正。
0'41"「(li)s(ten)」のボーカル修正。
0'45"「s(ecret)」のボーカル修正。
0'56"「(whi)s(per)」のボーカル修正。
1'09"「s(ecret)」のボーカル修正。
1'11"「t(wo)」のボーカル修正。
1'15"「t(oo)」のボーカル修正。
1'20"「(li)s(ten)」のボーカル修正。
1'24"「s(ecret)」のボーカル修正。

【Undocumented Recording Session(1999年原稿)】
テイク7〜8が以下に収録されています。
YELLOW DOG “THE ULTIMATE COLLECTION VOLUME 2 DISC 2”(YDB 202)
その他、テイク8が
SWINGIN' PIG “ULTRA RARE TRAX VOL.4”(TSP-CD-026)
とDOCUMENT “DOCUMENTS VOL1”(DR 027)
に収録されています。この両者は基の音源が同じらしく、テープスピードの回転ムラのバラツキ具合が一致しています。
以上の3点の中では“ULTRA RARE TRAX VOL.4”がもっともノイズが少なくなっていますが、他の2つのノイズ成分が同じようなので、単にイコライザーで高域を落としているだけかも知れません(正規バージョンよりノイズが少ないのが解せない)。
テイク7〜8と正規バージョンは同じ演奏です。テイク8は正規バージョンで使用したテイクですが、イントロ部分のジョージのボーカルにエコーがかけてありません(コーラスは録音時にエコーをかけている)。テイク7とテイク8はいずれもテイクXへのオーバーダブで、 “do la lu”のコーラスとパーカッションを追加しています。リリースされたテイク8では2回目のAメロからコーラスが入りますが、テイク7では1回目から入っていて、エコーも控えめです。また“hear”という歌詞の部分で、“Ah〜”というコーラスも入っています。サビで使われているパーカッションは最終的にはドラムスティックを鳴らしていますが、テイク7では手拍子になっています(リズムパターンは同じ)。
従って
  • Track1:テイクXの演奏
  • Track2:テイクXのボーカル
  • Track3:テイク7のコーラスと手拍子(+テイクXのボーカル)
  • Track4:テイク8のコーラスとドラムスティック音(+テイクXのボーカル)
という4トラック・テープを作って新バージョンを作ることが可能です。

リリース・バージョン(第8テイクより)

マスターテープ構成

第8テイク
Track 1 ベース、ドラムス、ジョージのEギター
Track 2 第1〜6テイク:ジョージのボーカル、ジョンのギター
第8テイク:ジョンとポールのエコー付きコーラス、スティック音

比較結果

 ステレオ・バージョンは”s”の発音がうるさい。
MONO(CP32-5321)* STEREO(MFSL 1-101)

Wave Synchronizer設定

モノ VS ステレオ 収録盤 無効データ数(相違点:多)
基準にする曲 PLEASE PLEASE ME Track 11 0
同期させる曲 The Capitol Albums, Vol. 2 Disc 1 Track 11 0
リリース版 VS Take 7 収録盤 無効データ数(相違点:多)
基準にする曲 PLEASE PLEASE ME Track 11 16
同期させる曲 Take 7 7