Love Me Do


【レコーディング・セッション履歴】 【収録レコードリスト】
【レコーディング・セッション分析】
【リマスター・モノ】 【リマスター・ステレオ】
【Undocumented Recording Session(1999年原稿)】

【レコーディング・セッション履歴】
62/06/06ロン・リチャーズ
ジョージ・マーティン
ノーマン・スミス
クリス・ニール
Recording テイク数不明(4〜5テイク)、drumsはピート・ベスト
62/09/04ロン・リチャーズリハーサル 順不同(この時は全6曲リハーサル)
62/09/04ジョージ・マーティンノーマン・スミス
不明
Recording 第1〜15テイク+α、drumsはリンゴ、αはボーカルのSI
62/09/04ジョージ・マーティンノーマン・スミス
不明
Mono Mixing テイク番号不明
62/09/11ロン・リチャーズノーマン・スミス
不明
Recording リメイクの第1〜18テイク、アンディ・ホワイトがdrums、リンゴはタンバリン
62/09/11ロン・リチャーズノーマン・スミス
不明
Mono Mixing 第18テイクより
63/02/25ジョージ・マーティンノーマン・スミス
A.B.リンカーン
Stereo Mixing 62年9月11日のモノ・リミックスより
69/01/28ジョージ・マーティングリン・ジョンズ
アラン・パーソンズ
Recording 【1122B-28.NEW】・・・2'20"、スローでブルージー、ポールとジョンがボーカル
A complete rendition of their first single. The tempo is slow and somewhat bluesy. We have the longest tape here but if Mark Lewisohn is correct, twelve seconds are still missing.
ビリーが誘導した感じ。ポールがメロディを崩して歌い、ジョージはオブリガード風にギターを弾いている。
レノン('80 PBインタビュー):ポールの曲で、彼が10代に書いたもの。真ん中の8小節をぼくが手助けしたかもしれない。絶対にそうだと言いきれないけどね。ぼくらがソングライターとして通用するようになるずっと前のハンブルグ時代、彼がこの曲を持っていたのを知っている。

VIC GARBARINI('98 インタビュー:Player 2000/1月号):最後に、ビートルズの最初のセッションについてうかがいたいと思います。「ラヴ・ミー・ドゥ」のレコーディングに関してビートルズ研究家の間で諸説紛々としているのですが、あなたは一応リンゴにドラムを叩かせてたものの、あまり良くないと思ったのですか、それとも彼には全くプレイさせなかったのですか、どちらなんでしょう?あなたが気に入らなかったのは初代ドラマー、ピート・ペストのことだという説をとなえている人もいますが、彼ははるか前に脱退しています。私がリンゴにインタビューした際には、あなたは彼にドラムに近寄らせてもくれず、後になってからも、あなたから叩きすぎと思われていたと話していました。リンゴがドラムを叩いているバージョンが少なくとも1つはあって、それは『パスト・マスターズVol.1』に入っていますが、実際にはどんなことが起こっていたのですか?
GM:皆が理解していないのは、私達全員の意向でピート・ベストに辞めてもらったということです。私はオーディションで彼の演奏を聴いて、あまり良いドラマーとは思わなかったんです。それで、次のセッションの前にブライアン・エプスタインを呼び出して“君がバンドのドラマーをどうしようが私は構わないし、回りの人も知る必要のないことだけど、ビートルズが次に来る時には、私は優秀なセッション・ドラマーを呼んでおくよ”と言いました。私は腕の立つドラマーであるアンディ・ホワイトをセッションのためにブッキングしておいたんですが、一方、ブライアンとビートルズのメンバーはリンゴを加入させたことを私に全然知らせてくれなかったんです。彼らが小柄でひょうきんな男を連れてスタジオに来たんで、私は彼が誰だか尋ねました。すると、彼らは“僕達の新しいドラマーです。リンゴっていいます”と答えました。でも、私は少々厳しい口調で“そうですか。でも、既に腕の良いセッション・ドラマーを呼んであります。よろしければ今日は彼でいく予定です”と言いました。ビートルズのメンバー達はいぶかしげな目で私を見ました。リンゴはいつも以上にもの悲しい目をしていましたね。私は彼にドラ
ムを叩かせずに、アンディ・ホワイトを使って「ラヴ・ミー・ドゥ」のレコーディングを始めたんですが、私はリンゴがかわいそうになったのでマラカスとタンバリンを渡しました。アンディ・ホワイトのバージョンではリンゴがそれを演奏するのを聴くことが出来ます。質問はリンゴのプレイについてでしたね。私は最後にはやさしくなって、リンゴの演奏でもう1つのバージョンを作りました。私が厳しかったのはレコーディングを台無しにしたくなかったからなんです。良いリズムがあると分かっている時には、私は危険を冒したくはありませんでした。もしブライアンとビートルズのメンバーから“良いドラマーが入ったんだ”とあらかじめ連絡をもらっていたなら、私はアンディ・ホワイトをブッキングしなかったでしょう。
VG:リンゴはニュー・アルバム『ヴァーティカル・マン』で「ラヴ・ミー・ドゥ」のニュー・バージョンをやっていますね。彼は今でもあなたが演奏させてくれなかったと言っていますが、もう許してもらえたのでしょうか?
GM:この件については今でも冗談を言われるんですよ。“あんたは本当に嫌な奴だったね。俺にプレイさせてくれなかったんだからさ”ってね(笑)。私はこれまでに何度も謝っているんですけどね。

【収録レコードリスト】
“The Beatles/1962-1966” A01 (2LP:EAP-9032B)
Take 18 “The Complete John Barrett's Cassette Dub” F01 (7CD:---) for Abbey Road Video Show
63/4./? “DOCUMENTS VOL.1” A18a (CD:DR 027 CD) Around The Beatles
62/6/6版 “ANTHOLOGY 1” A22 (2CD:TOCP-8701,02) ピート・ベストがドラムス
62/9/4版モノ・ミックス “RARITIES Vol.2” A01 (ステレオLP:EAS-81325) リンゴがドラムス
62/9/4版モノ・ミックス “PAST MASTERS VOL.1” A01 (CD:CP32-5601) リンゴがドラムス
62/9/4版モノ・ミックス “MONO MASTERS” A01 (2CD(リマスター・モノ):5099969946325-424) Original Single Version(リンゴがドラムス)
62/9/4版モノ・ミックス “PAST MASTERS” A01 (2CD(リマスター・ステレオ):50999 2 43807 2 0) Original Single Version(リンゴがドラムス)
62/9/11版モノ・ミックス “Love Me Do” A01 (CDシングル:TODP-2121) CD用編集
62/9/11版モノ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” B01 (モノLP:PMC 1201)
62/9/11版モノ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” B01 (モノLP:EAS-70130)
62/9/11版モノ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” A08 (CD:CP32-5321) CD用編集
62/9/11版モノ・ミックス “THE BESTLES' HITS” A04 (CD EP:TOCP-7101)
62/9/11版モノ・ミックス “The Beatles/1962-1966” A01 (2CD:TOCP-8010,11) CD用編集
62/9/11版モノ・ミックス “THE BEATLES 1” A01 (CD:TOCP-65600)
62/9/11版モノ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” A08 (CD(リマスター・モノ):5099969945229)
63/01/22 “MYTHOLOGY, VOL 1” A02 (3CD:STR-008〜010) Saturday Club
63/2/25版ステレオ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” B01 (ステレオLP:MFSL 1-101)
63/2/25版ステレオ・ミックス “THE EARLY BEATLES” A1 (ステレオLP:ST-2309)
63/2/25版ステレオ・ミックス “The Capitol Albums, Vol. 2 Disc1” A01 (CD:CDP 0946 3 57498 2 3)
63/2/25版ステレオ・ミックス “The Capitol Albums, Vol. 2 Disc1” A12 (CD:CDP 0946 3 57498 2 3) モノ落とし
63/2/25版ステレオ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” A08 (CD(リマスター・ステレオ):0946 3 82416 2 1)
63/07/10 “LIVE AT THE BBC” B35 (2CD:TOCP-8401,02) Pop Go The Beatles @ 63/07/23
64/4/19 “THE ULTIMATE COLLECTION VOL.1 Disc3” A08a (CD:YDB-103) アラウンド・ザ・ビートルズ
69/01/28 “THIRTY DAYS” K15 (17CD:VT218-234) Roll 1122B 28.NEW

【レコーディング・セッション分析】
 63/2/25版ステレオ・ミックスは62/9/11版モノ・ミックスより作成。

 モノEPのCD版(TOCP-7101)だけが左右全く一緒で正真正銘のモノラルになっている。その他のモノラルCDはどちらかにずれており、厳密な意味でのモノラルではない。

 CD(CP32-5321)とCDシングル(TODP-2121)は前後の空白を除くと1ビットの違いもなく、同一データである。

 CD(TOCP-8010〜11)は右チャンネルの音に対して、左チャンネルが1/44100秒だけ遅れている。この程度では、聴感上の影響はないが、原理的にはADTである。デジタル処理のどこかの過程でミスがあったらしい。

 なお、オリジナル2トラック・テープからのステレオ・バージョンは存在しないのでモノ−ステレオの比較は意味なし。

【リマスター・モノ】
相違箇所内容
0'17""me (ノイズ)do"の除去
0'22""be"のボーカル修正
0'23""so"のボーカル修正
0'23""plea-(ノイズ)-se"の除去、以降は略
0'26"(2拍目表裏、3拍目表)にスネア追加
0'33"(2拍目裏、4拍目表、次の2拍目表)にスネア追加、
0'42"(4拍目表)にスネア追加
0'48"(1拍目表)にバスドラム追加
0'59""(someone to)love"の1小節が異なる

 また、『レアリティーズVol.2』との比較では、イントロの数箇所でテープ編集によるタイミング修正が確認できる。

【分析】
 Ringo Version は以下の流れと考えられる。
・『レアリティーズVol.2』にも収録されたオリジナルレコードバージョンは、CD化の際に、まずドラムのタイミング修正を行ったと思われる(主にイントロの数箇所)。
これがアナログテープのマスターであろう。
・旧『パストマスターズ』はアナログマスターをデジタル化する際に0分59秒(「love」の1小節)は1分6秒のもの(2回目の「love」1小節) に差し替えた(他にも1分26秒(1拍目)に編集跡がある)。
リマスター・モノ・バージョンはアナログマスターをデジタル化してスネアやバスドラムを足した(盤起こしのために埋もれてしまった音を補強したのだろう)。
 したがって、リマスター・モノ・バージョンのサビはオリジナルと同じであるが、イントロは「編集」したバージョン(旧『パストマスターズ』と同様)と言える。

【リマスター・ステレオ】
 リマスター版ステレオ・バージョンは全体的にベースバスドラムが大きめになっている。

【Undocumented Recording Session(1999年原稿)】

リリース・バージョン(STEREO:モノ・ミックスより、MONO:第18テイクより)

62/9/4版モノ・ミックス(リンゴがドラムス)“RARITIES VOL.2”(モノLP:EAS-81325)
63/2/25版ステレオ・ミックス“1962-1966”(ステレオLP:EAP-9032B)

マスターテープ構成

モノのため推測 第?テイク
Track 1 ベース、アンディ・ホワイトのドラムス、ジョージのAギター、リンゴのタンバリン
Track 2 ジョンとポールのボーカル、ジョンのハーモニカ

比較結果

 63/2/25版ステレオ・ミックスは62/9/11版モノ・ミックスより作成。

 モノEPのCD版(TOCP-7101)だけが左右全く一緒で正真正銘のモノラルになっている。その他のモノラルCD はどちらかにずれており、厳密な意味でのモノラルではない。

 CD(CP32-5321)とCDシングル(TODP-2121)は前後の空白を除くと1ビットの違いもなく、同一データであ る。

 CD(TOCP-8010〜11)は右チャンネルの音に対して、左チャンネルが1/44100秒だけ遅れている。この程度で は、聴感上の影響はないが、原理的にはADTである。デジタル処理のどこかの過程でミスがあったらしい。

 なお、オリジナル2トラック・テープからのステレオ・バージョンは存在しないのでモノ−ステレオの比較は 意味なし。
MONO(CP32-5321)* STEREO(MFSL 1-101)

Wave Synchronizer設定

モノ VS ステレオ 収録盤 無効データ数(相違点:多)
基準にする曲 PLEASE PLEASE ME Track 8 0
同期させる曲 The Capitol Albums, Vol. 2 Disc 1 Track 1 0