Misery


【レコーディング・セッション履歴】 【収録レコードリスト】

【リマスター・モノ】 【リマスター・ステレオ】
【Undocumented Recording Session(1999年原稿)】

【レコーディング・セッション履歴】
63/02/11ジョージ・マーティンノーマン・スミス
リチャード・ランガム
Recording 第1〜11(?)テイク
第1〜8テイクはリリース版とは無関係な別テイク。従って、ここまでは確実にベーシックトラックの録音
63/02/20ジョージ・マーティンステュアート・エルサム
ジェフ・エメリック
Recording 第12〜16テイク(SIでジョージ・マーティンのピアノを追加)
63/02/25ジョージ・マーティンノーマン・スミス
A.B.リンカーン
Mono Mixing 第16テイクより
63/02/25ジョージ・マーティンノーマン・スミス
A.B.リンカーン
Stereo Mixing 第16テイクより
63/02/25ジョージ・マーティンノーマン・スミス
A.B.リンカーン
Mono Mixing 第16テイクより
63/02/25ジョージ・マーティンノーマン・スミス
A.B.リンカーン
Stereo Mixing 第16テイクより

【収録レコードリスト】
第?テイク “DOCUMENTS VOL.1” A09 (CD:DR 027 CD)
第?テイク “DOCUMENTS VOL.1” A10 (CD:DR 027 CD)
第1テイク “ULTRA RARE TRAX Vol.2” A08 (CD:TSP-CD-002)
第1テイク “THE ULTIMATE COLLECTION VOL.2 Disc2” A20 (CD:YDB-202)
第2〜6テイク “THE ULTIMATE COLLECTION VOL.2 Disc2” A21 (CD:YDB-202)
第7〜8テイク “THE ULTIMATE COLLECTION VOL.2 Disc2” A22 (CD:YDB-202)
第?テイク “THE RECORDING SESSIONS VOL.3” A15 (CD:02-CD-3307)
第2〜6テイク “UNSURPASSED MASTERS VOL.1(1962-1963)” A09 (CD:YD-001)
第1テイク “UNSURPASSED MASTERS VOL.7(1962-1969)” A02 (CD:YD-013)
63/2/25版モノ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” A02 (モノLP:PMC 1201)
63/2/25版ステレオ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” A02 (ステレオLP:MFSL 1-101)
63/2/25版モノ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” A02 (モノLP:EAS-70130)
63/2/25版モノ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” A02 (CD:CP32-5321) CD用編集
63/2/25版モノ・ミックス “THE BEATLES (No.1)” A02 (CD EP:TOCP-7103) CD用編集
63/2/25版ステレオ・ミックス “RARITIES Vol.2” A02 (ステレオLP:EAS-81325)
63/2/25版モノ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” A02 (CD(リマスター・モノ):5099969945229)
63/2/25版ステレオ・ミックス “PLEASE PLEASE ME” A02 (CD(リマスター・ステレオ):0946 3 82416 2 1)

【リマスター・モノ】
相違箇所内容
1'29"「without (her)」のノイズ(歪み成分)を削除。
エンディングF.O.が少し長い

【リマスター・ステレオ】
相違箇所内容
0'01"ピアノコード直後の余韻部分が強調されている。
0'17"1拍目のノイズ削除、他。
エンディングレコードの方が先にF.O.を始めるが、リマスター版の方が先に音が消える。

【Undocumented Recording Session(1999年原稿)】
テイク1〜8が以下に収録されています。
YELLOW DOG “THE ULTIMATE COLLECTION VOLUME 2 DISC 2”(YDB 202)
テイク1〜6が以下に収録されています。
DOCUMENT “DOCUMENTS VOL1”(DR 027)
いずれのテイクもリリース版とは無関係な別テイクです。ということはオーバーダブ前のテイクは9か10ということになりますが、無いことには話になりませんね。

リリース・バージョン(第16テイクより)

マスターテープ構成

第16テイク
Track 1 ベース、ドラムス、ジョージのEギター
Track 2 第9or10テイク:ジョンのボーカル(ダブル・トラック)、ポールのコーラス、ジョンのAギター
第16テイク:ジョージ・マーティンのピアノ(ハーフスピード録音)

比較結果

 この曲はビートルズの録音が完了した後、マーティンがピアノを追加している。ジョンのボーカルがダブル・ト ラックになっているので、マーティンのピアノも含めると、少なくとも2回はテープ・トゥ・テープのコピーを していることになる。この曲に於けるピアノ・プレーヤーとしてのマーティンの存在は、ビートルズ中期ほど大 きなものではない。曲に合ったピアノ演奏を行うというのではなく、単にジョージのギターを補強するために、ギ ターのメロディーをピアノで演奏しているに過ぎない。イントロはピアノだけであるが、Track1の同じ位置には 同じ演奏を行っているジョージのEギターがあると思われる。ピアノが弾いているのは、C〜F〜A〜C〜Fと いう、ギターでFコードを押さえて、5弦からダウン・ストロークした音そのままである。ここでギターを弾く 人であればピンと来ると思うが、普通なら5弦からダウン・ストロークするのではなく、6弦からするはずであ る。「では6弦のF音はどうなっているのか?」という疑問がでてくるが、もちろんマスターテープにはF音が残っ ている。ステレオ・バージョンは、ちゃんとF音からピアノが始まっているのである。いよいよギターをコピー してピアノを録音したという線が濃くなってきた。ただし、マーティンはこれが気に入らなかったらしい。6音 の場合、リズム的には最後の音が拍の表ではなく裏に感じてしまう。それを修正するために1音削ったと思われ る。この作業は当時のモノ・バージョンでも行われているが、既に述べているようにステレオ・バージョンでは 行われていない。当時のリスナーの多くは所有しているレコード・プレーヤー自体がモノラル、ラジオ放送も当 然モノラルということで、ステレオ・バージョンを作っても聴く人が少なかったらしい。ステレオ・バージョン の作成で手を抜いてしまう事情も十分に理解できるし、モノ・バージョン中心に作業が進められたのもうなづけ る。この作業方針はビートルズ中期まで続くことになる。

 なお、CD用モノ・ミックスであるが、エコーのかかり具合等はモノLPと変わらないことから、63/2/25版モノ・ ミックスを部分的に修正しただけのようである。その修正個所とは、やはりイントロのピアノで、モノLPでは最 初のF音の響きがわずかに残っていたのであるが、CD化に際して完全にカットされている。また、エンディング のF.O.がモノLPやステレオLPより早くなっている。モノEPのCD版も厳密なオリジナルではなく、CD用モノ・ ミックスが使われている。
MONO(CP32-5321)* STEREO(MFSL 1-101)
0'00":ピアノがC音から開始
0'00":イントロ
0'10":Aメロ1
0'25":Aメロ2
0'39":サビ
0'53":Aメロ3
1'08":サビ
1'22":Aメロ3
1'37":エンディング
0'00":ピアノがF音から開始