66/11/24 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Recording | 第1テイク、53Hzで録音、2'34"
ストリングスの音色のメロトロン(ポール)、スライドギター(ジョージ) ギターアルペジオ(ジョン)、ドラムス(リンゴ)、マラカス(?) ジョンのダブルトラックのリードボーカル、ジョン・ポール・ジョージのコーラス |
66/11/28 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Recording | 第2〜4テイク、メロトロン・ドラムス・ギター・ベース・マラカスの録音、ベストの第4テイクにレノンのボーカルを追加
Martin:第4テイク 1 ドラムス(リンゴ)、メロトロン(ポール)、マラカス(ジョージ) 2 指で弾いたギター(ジョージ) 3 ベース(ポール)、メロトロン(ジョン) 4 ボーカル(ジョン) |
66/11/28 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Mono Mixing | 第4テイクからリミックス1〜3を作成 |
66/11/29 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Recording | 第5,6テイクの録音、第5テイクは失敗、第6テイクにジョンのボーカルをオーバーダブ、第6テイクをミックスダウンして第7テイクを作成、第7テイクのレノンのボーカルをADT処理、第7テイクにピアノ・ベースをSI
Martin:第4テイクを第6テイクにリダクションしている |
66/11/29 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Mono Mixing | 第7テイクからリミックス1〜3を作成、リミックス3からアセテート盤4枚を作成 |
66/12/08 | デイブ・ハリーズ | デイブ・ハリーズ フィル・マクドナルド | Recording | 第9〜24テイクのリズムトラック、第8と19テイクは無い、第20以降はジョージマーティンかも?
リンゴの逆回転シンバル・ポールとジョージのティンパニー&ボンゴ・マルエバンズのタンバリンなどをオーバーダブ どのテイクにオーバーダブしたかの記述がない(若しかして全部かも) Martin:"クランベリーソース"はこの段階で入っている |
66/12/08 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | 編集 | 第15テイクの前3/4と第24テイクの後1/4を編集した4トラックテープを作成、翌日に第25テイクとしてミックスダウン |
66/12/09 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | 編集 | 第15と第24テイクの編集バージョンを1トラックにミックスダウンして第25テイクを作成 |
66/12/09 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Recording | 第25テイクにの空いている3トラックにSI
第2トラックにはリンゴのドラムス・パーカッション・ジョージのソードマンデルが入っている Martin:ソードマンデルはジョージ、リードギターはポール |
66/12/09 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Mono Mixing | 第25テイクよりリミックス4を作成して、アセテート盤を作成 |
66/12/09 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Recording | 第25テイクに逆回転シンバルをSI |
66/12/15 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Recording | 第25テイクへのSI、トランペット4台とチェロ3台をトラック3と4に追加
Martin:チェロはユニゾン、トランペットは3和音かユニゾンのスタッカート |
66/12/15 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | 編集 | 第25テイクをミックスダウンして第26テイクを作成 |
66/12/15 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Recording | 第26テイクのトラック3&4にジョンのボーカルを録音
2番目の(第4トラック?)オーバーダブの最後に"Cranberry source"が入っている |
66/12/15 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Mono Mixing | 第26テイクからリミックス5〜9 |
66/12/21 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Recording | 第26テイクにジョンのボーカルとピアノを追加 |
66/12/22 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Mono Mixing | 第7テイクよりリミックス10 |
66/12/22 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Mono Mixing | 第26テイクよりリミックス11
Martin:途中にF.O.〜F.I.するのはリズムの乱れた箇所があるため |
66/12/22 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | 編集 | リミックス10とリミックス11の編集してリミックス12を作成
リミックス10のピッチを徐々に下げていき、繋ぎ目(60秒の位置)でリミックス11と同じピッチになるように編集 |
66/12/29 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | 編集 | リミックス・モノ12をコピーしてリミックス・モノ13を作成、ステレオリミックスの確認用 |
66/12/29 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Stereo Mixing | 第7テイクからリミックス1、曲の前半(編集部分のみ) |
66/12/29 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Stereo Mixing | 第26テイクからリミックス2、曲の後半(編集部分のみ) |
66/12/29 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | 編集 | リミックス・ステレオ1とリミックス・ステレオ2を編集してリミックス・ステレオ3を作成 |
66/12/29 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | Stereo Mixing | 第26テイクからリミックス・ステレオ4、曲の後半(編集部分)のみ |
66/12/29 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | 編集 | リミックス・ステレオ1とリミックス・ステレオ4を編集してリミックス・ステレオ5を作成 |
66/12/30 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | 編集 | アメリカへ送るためリミックス・モノ12のコピー |
67/01/02 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック フィル・マクドナルド | 編集 | アメリカへ送るためにリミックス・モノ12をテープコピー |
67/01/03 | 不明 | 不明 不明 | 編集 | クロニクルによるとマスターテープをコピー(アメリカ発送用)・・・1月2日の間違いの可能性が高い |
67/11/07 | ジョージ・マーティン | ジェフ・エメリック グラハム・カークビー | 編集 | リミックス・ステレオ3のテープコピー |
69/01/27 | ジョージ・マーティン | グリン・ジョンズ アラン・パーソンズ | リハーサル | 【500A-27.2】
Paul plays piano and sings the first verse softly. He then sings a final verse on mike. ポールがピアノで遊んでる感じ。ジョージがギターで付き合ってる。 |
71/10/26 | 不明 | 不明 不明 | Stereo Mixing | クロニクルによると西ドイツ盤MMT用 |
レノン('80 PBインタビュー):もちろん、ぼくはビートルズのメンバーだったけれども、事情は変わりはじめてたんだ。1966年−ぼくたちが出会うちょっと前だけれど−ぼくは、『ハゥ・アイ・ウォン・ザ・ウォー』を撮りにスペインのアルメリーアへ行ったんだ。遠くへ出かけたことで、たくさんいいことがあったよ。6週間いたんだけどね。ついでだけど、『ストロベリ−・フィールズ・フォーエバー』を書いたのはアルメリーアでだった。ほかの連中から離れて、一人で考える時間ができたんだ。 レノン('80 PBインタビュー):ストロベリー・フィールズっていうのは実在の場所なんだよ。ペニー・レインに住むのをやめたあと、郊外に住んでいた叔母のところへ移ったんだ。小さな庭のついた、隣と仕切り壁で続いている家で、近所には医者や弁護士といった人たちが住んでたよ。ビートルズのどの伝記にも出てくるスラムがかった貧相なイメージの家じゃなかった。階層でいえば、公営住宅に住んでたポール、ジョージ、リンゴたちの家より半階層上ってところだね。家は自分たちのものだったし、庭もついてたからね。連中の家にはそんなものはなかったんだ。この家の近くにストロベリー・フィールズがあったんだ。少年院の近くの家で、子供のころは、友だちのナイジェルやピートとガーデンパーティに出かけたものだったよ。出かけていっちゃ、あちこちうろつきまわって、レモネードをひと瓶1ペンスで売ったものさ。で、あのタイトルをもらったのは、この家からなのさ。でも、ひとつのイメージとして使ったんだよ。ストロベリー・フィールズよ永遠なれ、だ。 PB:で、歌詞のほうは?例えば「生きることはやさしい……」 レノン:(歌う)「目を閉じて。目に入るものをすべて誤解し……」今でも通用するだろう?いまでも、ぼくは全く同じことを言ってるだろう?表現されたがってるらしい意識というやつは……ある意味でぼくはずっとヒッピーだったということにしておこうじゃないか。幼稚園でも、ぼくはヒッピーだった。他の子供とは違ってたんだ。これまでずっと、違っていたんだよ。2番はこうなってるね−−−「ぼくの木には誰もいないと思ってる」ぼくは内気すぎたし、自分を疑いすぎてたんだ。ぼくほどヒッピー的な奴はいない気がする、というのがぼくが言おうとしていたことなんだ。だから、ぼくは気違いか天才に違いないな。「高いか低いかに違いないって言いたいのさ」−−−これがその次の行だ。ぼくはどこかおかしいんだって、思ってたよ。他の人たちに見えないものが、ぼくには見えたからさ。自分が気違いか、ほかの人たちに見えないものが見えるって言い張っている病的に自己中心的な人間かだと思ってたよ。子供の頃、「でも、ずっと続くんだもん!」って、よく言ってた。そしたら、みんなが、気違いでも見るような目付きでぼくを見たものさ。ぼくはいつも、非常に超自然的な能力をもっていたのか、直観力が非 常に強かったのか、非常に詩的感覚が鋭いかだったんで−−−いろいろ言い方はあるだろうけどね−−−幻覚的な物の見方をしていたんだな。 VIC GARBARINI('98 インタビュー:Player 2000/1月号):それではどうして「ペニー・レイン」とのカップリングでシングル・カットされたのでしょうか?当時のビートルズはアルバムからはシングル・カットしない方針でしたでしょう。それともあなたの決定だったのですか? GM:そうですね。今考えると馬鹿馬鹿しいのですが、当時はアルバムの曲をシングル・カットするのはファンを騙す行為だと思っていたんです。ファンは既にシングルを買っているから、アルバムで同じ曲を再び聴きたくはないだろうというのが、私の考えでした。今日では反対の論理ですよね。後になって、便利なようにシングル曲ばかりを集めたアルバムを出しましたけどね。(「シー・ラヴズ・ユー」から「ヘイ・ジュード」までのアルバム未収録シングルをまとめたアルバム『パスト・マスターズVol.1』『同・Vol.2』が1988年に発売された) VG:「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」と「ペニー・レイン」には『サージェント・ペパーズ』の2倍の芸術的価値があると知りながら、どうしてこの2曲を早々と出してしまったのですか?大方の説明によると、レコード会社から圧力をかけられたそうですが...。 GM:いや。違います。ブライアン・エプスタイン(ピートルズのマネージャー)のです。『ペパー」のレコーディング中、ビートルズの人気が落ちやしないかと心配して、かなりやけになって私のところにやって来たんです。あの年はブライアンにとっては災難続きでした。ジョンが“ビートルズはキリストより偉大だ”と発言したおかげでレコードが焼かれました。フィリピンでは暴行を受けました。それから、ビートルズのメンバーはもうツアーはしたくないと言い出しました。ブライアンにはこういったこと全てが人気下降の前兆のように感じられたんです。彼は“私としては強力なシングルが欲しい!”と言ってきました。その時点では『ペパー』用に「ストロベリー・フィールズ」と「ペニー・レイン」、それから「ホエン・アイム・シックスティ・フォー」の3曲しか完成していませんでした。「ストロベリー・フィールズ」か「ペニー・レイン」のどちらかと「ホエン・アイム・シックスティ・フォー」をリリースすべきだったんですが、ブライアンが相当やけになっていたので一度に「ストロベリー・フィールズ」と「ペニー・レイン」の両方を出してしまったんです。どちらも『サージェント・ペパーズ』に入れるべ きでした。これが出来なかったのは私の人生最大の後悔のひとつです。 VG:「ストロベリー・フィールズ」に関して、全然違うバージョンをつなげてしまおうというアイデアはどのようにして生まれたんですか?これまでに体験した技術的問題の中で最も解決困難なものだったんじゃないですか? GM:非常に大変でしたよ。私達はこの曲を2度レコーディングしたんです。2回目の時に私はスコアを書いてあげたんですが、ジョンもそれをとても気に入っていました。なのに、戻ってくるなり“最初のバージョンの最初と、2番目のバージョンの最後がいいから、くっつけようよ”なんて言うんです。私は言いました。“ジョン、キーが違うよ。同じ曲の中でキーが変わると具合の悪いサウンドになっちやうんだ。しかも、テンポも違うだろう。私は無理だと思うね”と。しかしジョンは“いや。あなたになら出来るはずだ”と言うと、難題を私に押しつけたまま去っていってしまいました。唯一可能な方法は、一方をスピード・アップさせ、もう一方をスピード・ダウンさせることでした。私は気の狂ったようにテープと格闘して、両者が同じキーになるようにしました。それから4トラックのテープにはさみを入れて、2つのバージョンをつなぎ合わせたんです。 |
medley - Take 1, 7 & 26 | “The Complete John Barrett's Cassette Dub” F18 (7CD:---) | for Abbey Road Video Show |
Remake | “The Complete John Barrett's Cassette Dub” H08 (7CD:---) | Original speed; re-equalised |
後半 | “ULTRA RARE TRAX Vol.1” A08 (CD:TSP-CD-001) | |
“SONGS FROM THE PAST” A06b (CD:RC871968) | ポールのピアノ・デモ | |
The First Sounds | “THE ULTIMATE COLLECTION VOL.1 Disc3” A02 (CD:YDB-103) | |
デモ | “THE LOST LENNON TAPES VOL.2” A09 (CD:LLRCD 046) | Aギター |
メロトロンパート | “THE LOST LENNON TAPES VOL.3” A02 (CD:LLRCD 047) | |
デモ | “DOCUMENTS VOL.3” A06 (CD:DR 029 CD) | Aギター |
第?テイク | “DOCUMENTS VOL.3” A09 (CD:DR 029 CD) | |
第?テイク | “DOCUMENTS VOL.3” A10 (CD:DR 029 CD) | |
第?テイク | “DOCUMENTS VOL.3” A11 (CD:DR 029 CD) | |
第?テイク | “DOCUMENTS VOL.3” A12 (CD:DR 029 CD) | |
1967-1970(US) | “PAST MASTERS VOL.5” A17 (CDR:EMRCD-003) | DIFFERENT 1ST FADE OUT |
medley | “PAST MASTERS VOL.7” A25a (CDR:EMRCD-005) | MOVIE "IMAGINE" |
demo | “ANTHOLOGY 2” B01 (2CD:TOCP-8703,04) | |
66/11/? | “THE RECORDING SESSIONS VOL.1” A09 (CD:02-CD-3305) | Aギターデモ |
Take 1 | “The Complete John Barrett's Cassette Dub” H06 (7CD:---) | Restored backing vocals |
第1テイク | “ULTRA RARE TRAX Vol.5” A05 (CD:TSP-CD-035) | |
第1テイク | “THE RECORDING SESSIONS VOL.1” A10 (CD:02-CD-3305) | |
第1テイク | “DOCUMENTS VOL.3” A07 (CD:DR 029 CD) | |
第1テイク | “UNSURPASSED MASTERS VOL.3(1966-1967)” A04 (CD:YD-003) | |
take 1 | “ANTHOLOGY 2” B02 (2CD:TOCP-8703,04) | |
第2テイク | “DOCUMENTS VOL.3” A08 (CD:DR 029 CD) | |
第2〜4テイク | “UNSURPASSED MASTERS VOL.3(1966-1967)” A05 (CD:YD-003) | |
RM 3 | “The Complete John Barrett's Cassette Dub” C24 (7CD:---) | from take 7 |
第7テイク | “ULTRA RARE TRAX Vol.6” A04 (CD:TSP-CD-036) | |
第6テイク | “THE RECORDING SESSIONS VOL.1” A11 (CD:02-CD-3305) | |
第5〜7テイク | “UNSURPASSED MASTERS VOL.3(1966-1967)” A06 (CD:YD-003) | |
take 7(正確にはRM3) & edit piece | “ANTHOLOGY 2” B03 (2CD:TOCP-8703,04) | |
Remix 3 from take 7 | “MYTHOLOGY, VOL 3” A02 (4CD:STR-015〜018) | |
第25テイク | “UNSURPASSED MASTERS VOL.3(1966-1967)” A07 (CD:YD-003) | 66/12/9(Fri),Remix 25(from take 15 and 24),re-make |
RM 9 | “The Complete John Barrett's Cassette Dub” C25 (7CD:---) | from take 26 - mono mix w/new vocal |
第25テイク | “THE RECORDING SESSIONS VOL.1” A12 (CD:02-CD-3305) | |
第25テイク | “THE RECORDING SESSIONS VOL.3” A11 (CD:02-CD-3307) | |
第26テイク | “UNSURPASSED MASTERS VOL.3(1966-1967)” A08 (CD:YD-003) | 66/12/15(Thu),Remix 26(from take 25),re-make |
Remix 9 from take 26 | “MYTHOLOGY, VOL 3” A03 (4CD:STR-015〜018) | |
リミックス・モノ12 | “Strawberry Fields Forever” A01 (CDシングル:TODP-2134) | |
リミックス・モノ12 | “MAGICAL MYSTERY TOUR” A08 (CD(リマスター・モノ):5099969946028) | |
リミックス・ステレオ3 | “MAGICAL MYSTERY TOUR” B02 (ステレオLP:MAL 2835 / EAS-80569) | |
リミックス・ステレオ5 | “MAGICAL MYSTERY TOUR” A08 (CD:CP32-5334) | |
リミックス・ステレオ5 | “The Beatles/1967-1970” A01 (2CD:TOCP-8012,13) | |
リミックス・ステレオ5 | “MAGICAL MYSTERY TOUR” A08 (CD(リマスター・ステレオ):0946 3 82465 2 7) | |
69/01/27 | “THIRTY DAYS” I18 (17CD:VT218-234) | Roll 500A 27.2 |
第7テイクと第26テイクの結合が有名ではあるが、モノラル・バージョンのエンディングで行われた編集(リードギターからチェロへの切り替わり)は隠れたチェックポイントである。
別の楽器に“変化する”という発想が、数ヶ月後に行われる“鶏の鳴き声からギター”('Good Morning Good Morning'〜'Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band(reprise)')
への布石になっていると考えられる。
1971年10月26日に西ドイツ盤MMT用に作成したステレオ・バージョンがCDバージョンと同一であるという情報もあります。 これについては、西ドイツ盤MMTを持っていないので何とも言えません。 |
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【分析】 旧CDと同じバージョンである。 |
訂正記事です。 アメリカ盤MMTの収録バージョンをリミックス5、その他をリミックス3としていましたが、 リミックス番号が逆のようです。「全記録(クロニクル)」の67年1月4日の項に、 前日にアメリカ発送用としてテープコピーしたと記されていることから、1月2日のほかに、 1月3日にもテープコピーされたのなら当然ステレオ・バージョン(の最新である リミックス5)をコピーしたのだろうと思ったわけです。 ところが、その後のリリース状況を考慮すると、「全記録(クロニクル)」の“前日”と いうのが1月2日の間違いだと解釈する方が妥当であり、アメリカ盤MMTの収録バージョンだけが リミックス3であるとする Zarank Fuppa さんの説の方が有力であると思います。 バージョン違いの内容についての訂正はありませんが、どちらが先にミックスされたかで 文の意味が全然逆になってしまいました。お詫びして訂正致します。 なお、1971年10月26日に西ドイツ盤MMT用に作成したステレオ・バージョンが CDバージョンと同一であるという情報もあります。これについては、西ドイツ盤MMTを 持っていないので何とも言えません。いずれにしても、真相はリミックス3とリミックス5が 公開されてからということになるのでしょう。 リリース・バージョン(第7テイクと第26テイクより編集)
マスターテープ構成(第7テイク)
マスターテープ構成(第26テイク)
比較結果 記録によると、67/11/7にテープコピーをしたのはアメリカへ送ったリミックス・ステレオ5ではなく、リミッ クス・ステレオ3である。これを裏付けるように、“MAGICAL MYSTERY TOUR”(ステレオLP:EAS-80569、以下MMT版と略す)と“1967-1970”(ステレオLP:PCS-7181〜2、以下1967版と略す)では第26テイクの個所(0' 54”〜)に入ってから著しい違いがある。最初の1分は同じミックス(リミックス・ステレオ1)のはずである が、MMT版は中央寄りになっている。そしてリミックス・ステレオ4とのつなぎ部分では、0'59”から入ってく るストリングスが左から右へ移動するようにミックスされ、テープ編集による不自然さを隠している。1967版や CDバージョンでは、ストリングスが右チャンネルのままF.I.してくるだけである。途中に入るソードマンデルの ミキシングにも違いがあり、1967版では、1'18”と2'04”は右から左へ移動するようにミックスされているが、 MMT版では中央に定位したままである。なお、1967版で1'23”に聞こえる音はMMT版ではカットされている。更 に、2'26”のジョンのボーカルは、MMT版ではTrack4の“let me take you down”がF.I.しながら入ってくるが、1967版では最初からONになっている。また、3'43”以降の4分音符で刻んでいるドラムスはMMT版で はカットされている。これほどの修正をしておきながら、何故、CD用公式バージョンとしてリミックス・ステレ オ3が採用されたのか不明である。
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