このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
■ 今日の「井戸掘り」
. . 「サウルはダビデを見ようとして、『あれを寝床のまま、私のところに連れて来い。あれを殺すのだ』と言って使者たちを遣わした。使者が入って見ると、なんと、テラフィムが寝床にあり、やぎの毛で編んだものが枕のところにあった。」. . . . . . . . . . . . . . . . . サムエル記第一・19:11〜17
■ 井戸を掘りましょう:
. . ダビデは、主の前には、既に膏注がれた王でした(16:1、12、13)。しかし、神のみこころの成就は必ずしも私たち人間の考えるタイミングに、、、ではないことに気づきます。ダビデが実際にイスラエルの王位につくまでには、かなりの歳月がダビデの前にあったのです。
. . 人の目に遅延と見えるこのような期間は、しかし、ダビデにとって決して無駄な時ではありませんでした。ダビデの詠んだ詩篇を学びますと、サウルの魔手から逃れていた期間に作られたものがかなりあります。試練は、ダビデに人間としての深みをもたらすのに必要な期間でした。更に、この期間は、ダビデがユダを初めイスラエルの人々の人心を掌握するのに必要な期間ともいえましょう(22:2)。そして、更に付け加えるならば、この期間は、ダビデが放浪することによって各地の様子を肌で感じ取る期間でもありました。ダビデは将来、自分が治める国について学んだのです。
. . 神のみこころが私たちの思うようには、また、思う時期には成就しない時、私たちに必要なのは忍耐と、神のみことばは必ず成就すると言う主のみこころに対する依り頼むの思いです。この忍耐と信頼が、私たちにはあるでしょうか。それとも、主のみことばが、中々成就しないので、焦り、失望し、不信仰に陥って、主の約束を放棄してしまうような態度を取るようなことはないでしょうか。もしソウなら、悔い改めて、主の約束を捉えなおして、主の時を忍び待ちましょう。
☆. ダビデの生涯/0024:「状況判断の的確さ」
☆. ダビデの生涯/0023:「神のご嘉納と人々の受諾」
☆. ダビデの生涯/0022:「愛する者の死に接して」
☆. ダビデの生涯/0021:「神の時計と人の時計」
☆. ダビデの生涯/0020:「試練から来る悩みの克服」
☆. ダビデの生涯/0019:「人の評価と主の摂理」
☆. ダビデの生涯/0018:「霊媒・死後の世界との交流は可能か」
☆. ダビデの生涯/0017:「信仰の動揺、信仰の衰退」
☆. ダビデの生涯/0016:「繰り返される信仰の試練」
☆. ダビデの生涯/0015:「信仰者と人間関係」
☆. ダビデの生涯/0014:「信仰の試練と忍耐」
☆. ダビデの生涯/0013:「みこころを求め続ける生涯」
☆. ダビデの生涯/0012:「人・悲しい存在」
☆. ダビデの生涯/0011:「二つのタイプの指導者」
☆. ダビデの生涯/0010:「信仰者と偽りのことば」
☆. ダビデの生涯/0009:「真の愛は行動を伴う」
☆. ダビデの生涯/0008:「みこころの成就のタイミング」
☆. ダビデの生涯/0007:「成功とその反応」
☆. ダビデの生涯/0006:「信仰によって結ばれた友情」
☆. ダビデの生涯/0005:「技術を支える心の状態」
☆. ダビデの生涯/0004:「人々の誤解・無理解に直面して」
☆. ダビデの生涯/0003:「変化する環境への順応」
☆. ダビデの生涯/0002:「主がこの人とともに」
☆. ダビデの生涯/0001:「人・霊的な存在」