. . フィリップの「井戸掘り日記」、第一のシリーズ「ダビデの生涯」に学ぶが終わりましたので、今回から第二のシリーズ「ダビデの詩篇」と題して、ダビデによる詩篇から水を汲みます。
「ダビデの詩篇」 に学ぶ : 第 79 講
■ 今日の「井戸掘り」
. . 「あなたは地をゆるがせ、それを引き裂かれました。その裂け目を、いやしてください。地がぐらついているのです。」 詩篇60: 1〜4
■ 井戸を掘りましょう:
. .怖いものとして「地震、雷、火事、親父」と言われています。最近、怖い親父は博物館の標本になりつつありますが、地震は依然として人々に恐怖をもたらすものの第一の座をゆづっていません。
. .自然界のみならず、人間社会の営みにおいても「地がぐらついている」のは、大変な恐ろしい情況です。ダビデはそのような事態をイスラエルで経験し、それで、神がその地をいやしてくださるように祈っています。
. .ダビデ初め、当時のイスラエルの人の考えでは、すべてのことの究極的な起因は神にあったのです。二次的、三次的と、様々なレベルでの原因を考えることができますでしょう。しかし、突き詰めてゆくとすべては神に帰します。創造主である神こそはすべての根源です。ダビデは、二次的、三次的原因をスキップして、根源に立ち戻って、そのお方の干渉を祈り求めたのです。「あなたは地をゆるがせ、それを引き裂かれました。その裂け目をいやしてください」と。
. .現代人は、第二次的、三次的原因を究明するあまり、それを解明したことで満足し、究極的な原因である神を無視してしまっています。それで、物事の真の説明に至ることができないでいるのです。表面的なことに留まらないで、物事の深みに入り込んでゆきましょう。必ず、根底にいます創造主・支配者である神に行き当たります。