. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ダビデ以外による詩篇」 に学ぶ : 第88講
■ 今日の「井戸掘り」
「主よ。あなたは代々にわたって、私たちの住まいです。山々が生まれる前から、あなたが地と世界とを生み出す前から、まことに、とこしえからとこしまで、あなたは神です。」 詩篇90:1〜17
■ 井戸を掘りましょう:
表題に「神の人モーセの祈り」とあります。詩篇の中で唯一モーセによるものでしょう。モーセは、この詩篇の冒頭に、先ず、神がいかなる方であるかを詠っています。「主よ。あなたは代々にわたって、私たちの住まいです。」主である神こそは、私たちが留まって、安んじているべきお方なのです。
異教の多くでは、神と呼ばれるものは、被造物の一つでしか過ぎません。日本では、山そのものがご神体とされたり、大岩、大杉、何でも通常ではないものを神格化して、神として崇めています。人も例外ではありません。それですから、義賊と言われた鼠小僧次郎吉も、神社に祭られています。
この詩篇で、モーセは、神とは、被造物とは一線を画した存在、創造者であることを、次いで詠っています。神のみが、永遠なる存在で、神は「地と世界を生み出す前から」、「とこしえからとこしえまで」神であられるのです。そのような存在は当然、唯一無二の存在です。聖書は「モノセイズム」を当然のこととして教え、多神教を否定しています。唯一の神以外の神と呼ばれる存在は、すべて偶像として退けられるのです。