日本、あれやこれや その39
平成19年7月度

 1日 五輪の精神 20世紀末の1996年夏、最後のオリンピックがアメリカ南部アトランタで開催された。クーベルタンが古代オリンピックの再現を願った19世紀末は欧米列強の帝国主義植民地争奪戦の最中であっ た。第一回のアテネでは地中海関係諸国の13ヶ国、300名の参加であった。その開催地が米州、豪州、日本に及び参加国が多くなり五輪精神に近づいた。クーベルタンは当初よりメダルの数より参加する事に意義を強調してきた。
 2日 アトランタ五輪 20世紀は戦争の世紀であり、戦乱に翻弄されてオリンピックの中止、ボイコットも多く、満足に開催できなかった。参加国の多いほど「平和の証」の観点から、アトランタでは実に197ヶ国、史上 最多国を集めて人類の平和祭典に相応しいものであった。その夏、日本は0-157の集団中毒に苦吟したが、世界は0197(オリンピック197)に沸いた。白人に交じり黄色も褐色も黒人も全く差別なく参加できた。
 3日 誰のおかげか全人類参加の五輪は 大東亜戦争以前ではオリンピックは白人国中心で参加国は精々3-40ヶ国で、黒人など奴隷と看做され参加など問題外であった。日本が第一次大戦以来、一貫して叫んできた人種差別撤廃の提案 は、大東亜戦争により見事実現したと言えるのである。アパルトヘイトのない人類平等の現在の世界が生まれたのは誰のおかげか、世界の識者は改めて大東亜戦争の意義を見直したのである。
 4日 八紘(はっこう)一宇(いちう)

人類がみな、一軒の家の中のように、親しく睦み合う理想の世界が、アトランタオリンピックで実現している。これは日本民族の建国の理想、初代神武天皇が宣言した「八紘一宇」の精神が図らず

も実現しているのである。八紘一宇という言葉は、戦前の昭和15年の皇紀2600年の奉祝行事に高らかに叫ばれたものである。処が進駐軍により使用を禁止されたが、オリンピックで自然に蘇っているではないか。
 5日 天皇のお言葉実現 明治天皇の詔書にある
「よもの海 みな同胞(はらから)と思う世に など波風の立ちさわぐらん」
の切なる願いは叶えられているのである。
昭和天皇の終戦の御製にある「万世のために、大平を開かん」
の願望も見事に実現されている。戦前の目標、大東亜共栄圏の理想も進駐軍に使用を禁止されたがこれ又、自然に見事実現しているのである。
 6日

世界の国産み

神代の神話で、イザナギ・イザナミの命が大八州(おおやしま)の「国生み」をされたとある。

昭和の御代には、アフリカで50ヶ国、アジアで50ヶ国と百以上の新興国が次々と生まれた、日本は正に世界の「国生み」に貢献したことになったのである。 

 7日 新生国 それらの新興国はまだ貧しく、国家体制は不整備の途上国が大半である。日本は彼らを援助し育成する義務がある。 これが日本の国際貢献であり、日本の世界的使命である。日本民族は優秀な民族であったと言える。日本の青年よ、日本に生まれた自信と誇りを持とう。
 8日 現代のサムライ 大空を飛ぶ飛行機、大空を飛ぶ飛行機は一歩誤まれば死に直結する。そのパイロットは真剣勝負そのものの業務である。航空産業に参画するものはパイロットも地上整備もサムライのように真剣勝負そのもののである。「現代の武士道」を生き る人々である。それだけに、パイロットの養成学校での若者は、規律と礼節の下、キビキビした雰囲気の中で技術と人間性の研鑽を積んでいるという。礼節、忍耐、熟慮断行、学識、信義、質実剛健、文武両道、敬神崇祖であるという。
 9日 世界一後進の日本航空分野

は最高の技術国の一つであるが、航空産業は世界一遅れている。それはアメリカが日本のあのゼロ戦戦闘機の素晴らしい技術を恐れ、ビジネスの両面で日本に航空機を作らせないためであろう。

日本民族の優秀性を発揮させない為に敗戦後遺症が日本には多々散見される。敗戦するということの真の意義を深く認識しなくてはならぬ。経済でも政治でも日本には大きな敗戦負荷が今尚大きいのである。
10日 戦後生まれの不幸 昭和20年以後に日本に生まれた人はとても不幸な存在ではあるまいか。何故なら、自分を生んでくれた母なる国、日本に自信と誇りが身についていないからである。父祖が営々として築いてきた、この国の正しい真実の歴

史、伝統、文化が何一つ教えられてこなかったからである。それどころか、戦後教育は政略的に、も故意に歴史の事実を捻じ曲げて、過去の日本の伝統文化・道徳心・価値観は全て悪と否定的に刷り込まれてきた年代だからである。

11日 最大の不幸とは その上、社会人となっても、自ら国史を学ばず、唯一の価値観が経済利益に置いてきた多くの団塊世代は格別に問題を残す世代である。勿論、そうでない方々も多いが概してそういう世代である。 作為的にウソの事実を知らされ続けてきたからたまりません。その知は愛でなく、憎しみとなり祖国を嫌悪するという自虐感のみ残留してしまった。個人の人権主義、個人主義のみで国を愛し国の為の言葉を喪失した。自国を愛せないほど不幸は無い。
12日 戦後の不幸からの脱出方法第一 普通の国になる為の方法は簡単、第一に日本の戦後体制、即ちアメリカ等敵国が強制した、「何もかも日本が悪い」という勝者の一方的東京裁判史観の巧妙な洗脳、虚妄の騙しに目覚めること。 肉食動物である白人が残虐性に富み明白な侵略者、加害者なのに草食動物の日本人が温和な民族で被害者であるのに、全てをアベコベに強制納得させられたウソの事実に早く気付くことである。
13日 第二の方法 日本人の父祖が力の限りを尽くして世界中の白人植民地大国と戦った大東亜戦争の人類世界史的な意義を五百年くらいいの

スパンで大観すること。
さすれば、アジアに於ける日本の位置づけと、この大戦争の真実の、聖なる意義を知ることできる。
 

14日 第三の方法 日本民族は世界史上に数々の奇跡を残している。先の大戦ばかりでなく明治維新、日清・日露戦争の勝利、戦後の奇跡的発展、長寿世界一など。これら奇跡を生む背後に、「日本精神」、「日本文化」があること

を深く認識することである。それは遠い祖先から受け継いだ「日本文化の優秀性」の中に謎がありる。日本の真実の歴史文化を学ぶ程、世界に日本人ほど花鳥風月を愛する温和で平和的文化的な民族は無いと知り感動する筈である。 

15日 大和魂 その温和で優美な大和心も、一旦、侵略者の挑戦の国難にあい、世界の正義を守るためには、身を挺して毅然として戦う大和魂に変心するのが特徴である。 このように日本民族は、文武両道を具えた勝れた民族である。正しい真実の歴史・文化・伝統を知れば、日本人として生まれたことに大いなる自信と誇りを持つことができるのである。
16日 国民の大切な義務とは 私たちは神様のサダメにより偶然日本人として生まれた。私たち日本人を生み育て、学び遊び、働き、尊いかけがえのない一生を送るこの日本と言

う国は、どのような国であったのであろう。その生まれた国の、生い立ち(国史)、成り立ち(地理)と、その上に営まれてきた日本文化を正しく知ることは日本人の大切な義務である。

17日 知ることは愛すること 知ることは愛することに通じる。生まれた故郷、それは郷土であり、日本国のことである。 それらは、誰でも知りたいと本能的に思うものだし、知れば知るほどそれは愛郷心、愛国心につながるのは自然である。
18日 知は愛へ 人間は自分を生み、育ててくれた家庭や社会、国家に感謝し、これに報いたいと願うのは本源的な本能である。

その為には日本の国の正しい、真実の知識が必要である。知は愛に、そして力に変化する。 

19日 戦後国民の異常さ 処が戦後教育では日米戦争の敗戦の結果、占領軍は厳重な教育管理令の下に、故意に、日本の歴史、文化を否定し、極端に歪めて、日本人が日本 の歴史を嫌いになるように国民を指導せよと命令された。この、反日本的な、反国家的な教育の結果、日本の青少年は、世界で最も愛国心の乏しい、異常な国民に育てられてしまったのである。
20日 今尚続く悲劇 戦争が終わり、60年、この傾向は広く大きく続いている。 子供達に自分の国を呪い、憎む教育をしたら日本の未来は無い。これは必ず滅亡であります。
21日 国力とは 国力とは、
@経済力、
A国防力、
B精神力の積と言う。
@×A×B、@Aをいかに強めても、青年の国を守る愛国心、精神力がゼロだと、全ての積の国力
はゼロになります。
そうさせてはなりません。近隣諸国は、日本がそうなるように、あらゆる機会と陰謀と力で巧妙に日本を追い込んでいます。日本中にその内外の勢力が糾合しています。
22日 教育の目的 砂漠のような厳しい環境の国でも、自国に生まれたことを感謝し、国民としての自信と誇りを持つように導くのが本当の教育の目的である。 この点、日本の戦後教育は全く誤った。その偽善に満ちた戦後教育の荒廃のツケが、現在至る所に姿を現し、日本の現状は亡国寸前の末期的症状を呈しているのであります。
23日

自然と共生する

日本人は古代より八百万の神や、大自然の偉大な働きについてずーと考えて生きてきた。「私達の身体は地球からの借り物である」という思想も日本にある。

私たちの身体の全ての元素は地球からのものだ。これこそ自然と共に生きるという考え方で21世紀の地球人には不可欠な思想である。
日本人は古代からそれを身につけている。
24日 弱肉強食でない日本人 西洋原理の科学・技術への偏り、弱肉強食、優勝劣敗の考え方では人類はやがて滅びるかもしれない。 自然と共に生きるという日本人の古代からの高貴な精神文明を世界に発信しなくてはいけない、日本人のこの精神文化の遺伝子を覚醒させ世界に撹拌させよう。
25日 日本人の出番 この高貴な日本人の精神文明の遺伝子のスイッチをオンにしよう。日本は科学・技術とその日本文 明を併せ持つ国民だ。
21世紀は日本の出番である。日本人よ、自信を持てと叫びたい。
26日 家族制度の美風 日本人の健康長寿の謎は、米を主食としてた野菜、海藻、小魚、味噌、醤油、納豆、漬物などの、日本古来の伝統的食文化と、神道の「清め給え、祓え給え」の衛生思想の 中に見出される。そして、長寿日本を支えている背景に家族制度がある。家では老人は長老として尊敬され、子や孫に囲まれて幸せな余生を過ごしてきた。温かい家族制度の賜物なのである。
27日 老人の知恵 戦後憲法がアメリカに押し付けられ、欧米の個人主義が核家族を是とし、老人は孤独な養老院や老人ホームに疎外され家の文化や老人の知恵が伝わ らなくなった。
ここに家庭崩壊と伝統の断絶の根がある。日本古来の家制度は単なるヨコ関係でなく先祖から子孫へのタテ社会に特徴があった。
28日 浅はかな夫婦別姓 最近は、進歩派とか人権派の左翼が夫婦別性を叫びヨコ関係まだ崩壊させようとしている。 日本で家を崩壊させることは、国家の解体に通ずる重大事となる。
29日 世界の醇風(じゅんぷう)美風(びふう) それは日本の家制度である。安全と健康の普遍的価値を秘めている美風であることを認識しなくてはならぬ。 米国のようにピストル保持を認めるとか、紛争解決に弁護士が多いというのは根本的に間違いである。家庭や個人を武装することが「基本的人権」とは野蛮社会である。
30日 独創的な日本文化 日本文化は、中国文化の派生文化だとか言うのは大間違いである。愚生の日本海新聞の潮流参照。 中国文明とは日本文明と似て非なるものである。近代では、寧ろ日本が中国の先生である。中国が日本の文明圏に包含されていると申しても過言ではない。
31日 現代文明の矛盾 現代の行き詰まりの原因は、一言で言えば「西洋の物質文明の行き詰まり」である。 現代世界の矛盾は西洋文明後遺症なのである。中国文明も同様なものである。日本文明こそ、21   世紀の人類を救済する原理であると早く気付かなくてはならぬ。