潮流読者の反響-25

221.
一等賞余談の余談
 投稿者:石川行一  投稿日: 6月 5日(木)13時46分01秒


「人類最高の良いこと」以来、このホームページにほぼ日参させていただております。
徳永様の論文が掲載されるたび、感心しきり、その論調の明快さに、もやもやしていたものがふっ切れる思いをしております。

徳永様が悲憤慷慨されるように、今の世の中には憂慮すべきことが多過ぎます。
中でも今回指摘された「一等賞」問題は、戦後日本人の大きな精神的病弊の根幹にあるものだと思われます。冷静に考えればものすごくバカバカしいことなのに、今の世の中には、変に説得力を持って受け入れられている、というのが、おかしなところであり、困難なところです。
これもつまり、徳永様がおっしゃる「ノイジー・マイノリティー」のマジック(トリック)なのでしょう。
しかもノイジー・マイノリティの始末の悪さは、マジックショーと違い、自分たちの論理を「マジック」だとは断っていないことです。下手をすると、本人たち自身も、一部のリーダーを除き、それがマジックであることに気付いていないかも知れません。

マジックやトリックは、その種がバラされればおしまいです。
徳永様のなさっているのは、その貴重な“ネタバラし作業”ではなないかとも思います。

マジックの種明かしは、普通の人にはまず不可能です。この論理マジックの解体作業はさらに難しく、誰にでも出来るというものではありません。高度な知識と識見と、明晰な論理頭脳が必要です。
マジックでも一度種明かしされてしまったものは、観客は2度とだまされることはありません。「あーまたやってやがる」と馬鹿にされるだけです。ノイジーマイノリティの論理マジックも大多数の国民から、「あー、またウソついてる。だまされないぞ」と思われるような状況にならなければならないと思います。

昭和一桁論も納得のいくものです。私も、論文上で名前の挙げられていた徳永様を含めた昭和一桁論客のファンであり、著書論文の愛読者です。また、それほど著名でなくても、私の知る立派な識見を持った方に昭和一桁世代が多いのも偶然ではない気がします。

その背景に一等国意識があったというご指摘は傾聴に値します。しかし、逆に、戦後世代が劣等国意識ずくずくで育てられて来たことを考えると、救いようがないことになります。
誇りや矜持を持たない国民の国がこれからどうなって行くのか、憂慮に耐えません。

222.貴台には日本海新聞潮流寄稿を通じて益々意気盛んに頼もしく感じております。わが意を得たりの部分が多く、多年にわたり切り抜いて保存しております。ご自愛の上、益々のご活躍をお祈り申し上げます。
平成15年6月11日 米子市 元高校校長


223.徳永様 更新のホームページ早速拝見しました。聖徳太子が教科書から消えるとの話、狂気としか思えません。どこまで偏向すれば気が済むのか。私たちの仲間たちにも警鐘を鳴らし、若い世代、特に孫の世代へのアプローチを強化していきたいと思います。
平成15年7月2日  大阪府 某

224.尊敬する「山陰のご意見番」徳永圀典翁のHP更新のお知らせをご紹介致します。古希を迎えられながら日々自ら更新されるHPは驚異的です。現役時代には安岡正篤先生との出会いを持たれ哲学を始め文化・歴史・経済と日本を憂える思いが詰まっています。是非ともご一読戴ければと思います。
平成15年7月2日
   ---岡山 安東壯文---

225 潮流・ジベタリアンを読んで
徳永圀典様 長い間ご無沙汰しています。何かと気ぜわしく、時たま新聞でお読みしても、感想をと思いながらそのままという状況です。--中略--某氏が聞くので、勿論三食とも飯だ、米が切れた時以外パンは食わないというと、「えらい国粋的だな」と申します。国粋で食っているわけではないといったものの、些か開いた口が塞がりませんでした。私は欧米人は肉食のため毒素を吸収しないように腸が短い、日本人は消化しにくい野菜類から出来るだけ養分を取るように腸が長いと聞いたことがあります。したがって日本人が肉食をすると摂取しないほうが良いものまで取り込んでしまうということらしいです。東京だけで無く田舎での食文化も同じですね。あれはテレビの影響大です。テレビのドラマではモダンなリビングルームでモード雑誌から出てきたような男女が、パンとコーヒーとハムエッグでおしゃべりしながら・・・これで決まりです。食に限らず日本人は何故こうも完璧に欧米に洗脳されてしまったのでしょうか。某教授は其れは何も戦後始まったことではない。明治この方百年培ってきたものだ。戻すとしても百年かかるよ、と申されましたが私もそう思います。とても生きておることは適いませんが、死んだ後日本の上空から惨めな孫や曾孫の姿を見たくありませんから、もう少し頑張らねばと思っております。
平成15年7月6日 鳥取県 某

226 昨日の「潮流」欄では、徳永さんが久々に健在ぶりを発揮された。大阪の地下鉄車内、因美線を利用している高校生、鳥取駅周辺の女高生を例に挙げて、徳永さんならではの鋭い文明批評を展開されている。我が意を得たような読後感を覚えた。こんな文章を書けるのは、今の鳥取県には徳永さんのほかにいないだろう。しかし、この「ジベタリアン」問題、早急にどうにかならないものだろうか。数日前、久しぶりにJRを利用して鳥取まで出かけた。途中の車内では、出入り口の近くにジーパン姿で足を投げ出してベタッと座り込み、携帯電話のメールに夢中の若者を見かけた。衛生の観念など、とっくに喪失しているように見える。鳥取駅で降りて北口に向かうと、天気がよかったせいか、外壁のひさしの下で寝そべっている若者を見かけた。人の歩く地面の上に、そのまま転がっている。これで、無精ひげを生やして、もう少し薄汚れた服を着ていれば、立派な浮浪者である。皇国の荒廃、ここに極まるのではとの印象を受けた。教育が悪いのだろう。
平成15年7月11日 
芋太郎氏の掲示板に掲示されていたのを引用させて頂いた。

227・・前略・潮流寄稿文「ジベタリアン」拝見しました。「そうだ、そうだ」と心の中で叫びました。徳永圀典様のように影響力のある方に日本の伝統食について語って頂けるのはとても嬉しいです。私も、日本人の食の原点復帰を教育でもしていくべきだと考え実践しています。・・・後略
平成15年7月18日  鳥取県 教師

228稿者:石川行一  投稿日: 7月26日(土)07時10分28秒

4
月の日本海新聞「潮流」掲載「人類最高の良いこと」を拝読させていただいて以来、このHPのことも知り、また、著作も頂戴し、そのあまりの論旨明晰さに驚き、すっかり徳永論調の虜となっております。拙問に対しご懇切なるご回答をいただきありがとうございます。一隅を照らす灯と謙遜されていらっしゃいますが、そのたとえに沿うとすれば、その光の質に金剛石の輝きを感じております。ほぼ毎日HP訪問させていただいており、新論文の掲載を楽しみにしております。毎日連載の近・現代史は内容が勉強になることはもちろん、毎日読めるという点におきましても、ありがたい読み物です。
このような読者(多いのではないかと思いますが)もおりますので、毎日の更新は大変な作業かと存じますが、出来るだけ多岐にわたる多くの論文・お考えをお示しいただけますようお願いいたします

徳永圀典発言---過分のお言葉を賜り感動しております。

229投稿者:Japan_Saving  投稿日: 7月27日(日)13時43分07秒

天変地異や悪魔の所業を思わせる少年犯罪。国会はじめ政治家は相変わらずの自堕落ぶり。教育とは教師のみが行うものではなく、大人全体がその行いをもって次代に方向を示すもの。エログロの氾濫するネットの世界にあって、清々しさを覚える徳永様のWebよりの発信を楽しみにしています。今後ともより一層のご活躍を祈念いたしております。http://www.egroups.co.jp/group/Japan_Saving