潮流読者の反響-44. 平成17年12月

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ようやく、たどり着きました  投稿者: 名無し  投稿日:12月21日(水)19時18分52秒
徳永様、「せいろん談話室」の先生の投稿から、ようやく先生のHPに、たどり着く事ができました。学識豊かで、心の美しい方は、文章を読めば、すぐ分かります。山陰の地も雪で大変でしょう。北国に住む私とは、距離がありますが、気持ちは、すぐ近くに感じます。これも、ネットの発達のお陰と思い感謝しています。ますますの、ご活躍をお祈りするとともに、素晴らしい新年を迎えられますよう。

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謹賀新年、徳永さんの日本海新聞潮流は、いつも鋭い論説で胸がすっとする思いで拝見しています。今年も期待しております。
平成18年1月1日 某県 元知事

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今年も潮流の寄稿を楽しみにしております。この1月にはどんなことをお書きなるのでしょうか。ここ7-8年、1月はいつも日本の神様のことですが、今年はどんなことかと待っております。米子市 某女性

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明けましておめでとうございます。
木鶏研究会のHP、益々舌鋒冴え感服しております。
単なる研究会を遥かに越え、国民に広く啓発・警鐘のHPに大変身、世の中も少し変わり、(中国や韓国がちょっかいを出してくれるおかげで)国民が段々日本人たることを意識するようになったかな、と思います。
しかし、ここ数年、何か変だなと思っていたことが関岡論文で氷解しました。
やはりアメリカはそういう国であったか、との思いを強くします。
自由とは聞こえは良いが、弱肉強食を正当化するものであり、グローバリズムとは弱肉強食の形を変えた経済活動でありましょう。グローバリズムの跳梁で画一的・殺伐とした商品が巷に溢れるのは見ての通りです。
溢れる「モノ」に対し、「勿体ない」等は死語となりつつあります。モノに魂が籠もってないからそうなるのです。
日本は世界に誇る美しい風土、勤勉・実直な国民性を継承せねばなりません。日本は再び輝くのか、日没するところの国になるか、ここ2〜3年が勝負の分かれ目でしょうか。 
今年もよろしくご指導・ご鞭撻の程をお願い申しあげます。
平成18年1月3日 神奈川県住人


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日本の原点  投稿者: 芋太郎  投稿日: 1月 7日(土)22時59分43秒
徳永さんが昨日の日本海新聞「潮流」欄に寄稿された「新しい神道の予感」は、ユニークで、味わいのある文章だった。特に、次の二箇所が印象に残った。
>山岳で道に迷ったら、一旦、道の分かる場所に戻り、現在地を特定し、考え直すのが基本である
>自国の事を大和「やまと」と言ったのも和を大切にした民族国家ということであろう
新しい神道の予感 日本海新聞 潮流寄稿平成18年01月06
ttp://www.ncn-t.net/kunistok/
いずれも、「日本とは何か、日本人とは何か」を考える上でのヒントになる言葉だ。
「和」とは、まさに日本の文化の象徴に他ならない。これは仏教でも儒教でもなく、日本独自の道、神道なのだ。我が国で最初の統一政権は「大和朝廷」と呼ばれているし、聖徳太子は十七条憲法の第一条に「和を以て貴しとし…」をもってきた。これが一番重要だからだ。
その一方で、日本と文明を共有しない、支那、朝鮮、ロシア、欧米などに「和」を期待することには無理がある。異なる文明が共存する社会にあって、日本人には、巧妙な舵取りが要求されるだろう。


405投稿者: 芋太郎  投稿日: 1月 8日(日)14時55分40秒
今日の日本海新聞「私の視点」は、ひどいのが載りました。自分勝手な思い込みで、よくここまでアホなことが書けるものかと、感心します。ヘタな文学の世界と、現実の国際社会を、まったく混同しているのでしょうか。


国益を顧慮せぬ謝罪否定の発言,私の視点,日本海,2006-01-08

 米国のルーズベルト大統領は、周到な準備で日本を挑発し、謀略によって「侵略戦争」を日本に仕掛けたのだとして、同国の歴史学者ビアード博士は大統領を痛烈に告発した。十二月二日の「潮流」は冒頭でこのようにいって、この告発を評価した。
 さて、この視点に立っていうならば、米国以上に露骨で身勝手な日本の朝鮮半島侵略や中国侵攻は、一層厳しく告発されねばならないわけだから、日本がそれを謝罪するのは当然の道理である。
 ところが、この論者はその後で、北朝鮮や韓国に対する日本の加害について、日本は両国に「植民地謝罪なるものまで何度もした」のだから、今はもう「毅然(きぜん)」とした態度をとるのが「国益」だと主張し始める。そして、北朝鮮や韓国に対する罪は中国に対する戦争加害の罪とは「レベル」が違うと言い、その理由として、「朝鮮半島は日本国であった」からだというのである。
 そもそも日本が両国に謝罪するのは、植民地化の罪を認めて朝鮮半島が日本国であったことの非を認めることだ。それを「朝鮮半島は日本国であった」とうそぶくということは、謝罪の否定であり放棄である。謝罪は形ばかりで、罪の意識はないということだ。事実、論者のこの発言ほど反日感情に火をつけるものはないのではあるまいか。
 論者は「一部マスメディアが反日を誘導」すると言うけれど、論者のこの発言こそが反日感情の起爆であり、まさに「国益を全く顧慮しない」行為である。
 論者は、謝罪は済んだのだから毅然とするのが国益だと言われるが、謝罪とは相手の許しを請うことである。したがって、その件に関して相手が許したときこそが、謝罪の終わりなのである 。
 最近、国益という言葉がしきりに飛び交っているけれども、ブッシュ政権のように自国の国益ばかりを各国が求めていたならば、人類も地球ももうもたなくなるのではないか。そう感じている国の方が多数を占めているのではないだろうか。
 二十世紀の日本の最大の過ちは、あまりにも短兵急に、あまりにも身勝手に国益を追い求めて、武力に走ったことなのは確かである。
 国益を求めて毅然とするのは結構であるけれど、それが武力による紛争の解決を狙うものであるかのような誤解を招いてはならない。「決断」すべきはこのことである。少なくとも全世界の庶民は、そういう決断を求めているはずである。
(伯耆町、森谷篁一郎、米子文学同人、76歳)

406 正論談話室から
00076. リーダーと容姿
投稿者:名無し(57歳男性)  投稿日:2006年01月12日(木)
昨年末、当談話室に重鎮・徳永圀典様から「凛(りん)」と題する投稿があったことを、ご記憶の方々も多かろう。私は、徳永様の、ご意見に深く感銘を受けた。
要は、精神なのである。徳永様は「精神が優位にある人は風貌に現れる」と喝破された。
全く同感である。明治時代の日本のリーダー諸氏の写真を見ると、何と気骨あふれる方々かと、思わず姿勢を正したくなる。彼らは、蔑視される有色人種の只中にあって、威風堂々と白人国家とわたりあったのである。文明も、体格・容姿も白人種に劣る中で、彼らの背骨には「凛(りん)」とした精神があったと思う。だから、対等に振舞えたのだ。要は、精神なのである。徳永様は「精神が優位にある人は風貌に現れる」と喝破された。
全く同感である。明治時代の日本のリーダー諸氏の写真を見ると、何と気骨あふれる方々かと、思わず姿勢を正したくなる。彼らは、蔑視される有色人種の只中にあって、威風堂々と白人国家とわたりあったのである。文明も、体格・容姿も白人種に劣る中で、彼らの背骨には「凛(りん)」とした精神があったと思う。だから、対等に振舞えたのだ。
以下は、海軍兵学校の「五省(ごせい)」のネットからのコピペである。
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一、至誠に悖(もと)るなかりしか(誠意に欠けた事はなかったか)
一、言行に恥づるなかりしか(恥ずかしい言動はなかったか)
一、気力に缺くるなかりしか(意気込みは充分だったか)
一、努力に憾(うら)みなかりしか(最善を尽くしたか) 
一、不精に亘るなかりしか(怠けなかったか―を己に問え)
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若い時から、これらを徹底的に叩き込まれた方々は幸せである。
心ならずも、若くして亡くなられた前途洋々たる方々のうえに、我々・国民は立っているのだ。
日本の新リーダーは、容姿も立派であって欲しい。「凛(りん)」とした精神から溢れる立派な容姿を期待する。誰からも後ろ指をさされない自信と、確固たる信念を持って、新しい日本をリードされたい。

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徳永圀典 様
先日「21世紀の日本を考える会」の会長と話をしましたところ、徳永様の新聞論説「潮流」にはいつも感銘を受け、全部切り抜いてとってあるとのこと。一度是非お会いしたいので労を取ってもらえないかと言われました。いかがですか、仲介の労をおとりしたく思いますが。互いに明日の日本を語り合われませんか。
平成18年1月24日 

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『・・・徳永圀典・警鐘を鳴らし続ける人・・・
[ カテゴリ未分類 ]    
・・・鳥取木鶏クラブの徳永圀典氏は警鐘を鳴らし続ける筆頭に位置する一人だろう。

歴史を現状に鑑み、日本の現在と未来により好くつなげる為に如何にすべきかを日々模索し提言をモノしている、内容は広く・深く・高邁な志をバックボーンにあるべき日本の姿をエネルギッシュに訴えかけている。
簡潔明瞭にして清明な提言を見ていただきたい、以下。

・日本精神の復活こそ肝要 一国平和主義の破綻は明白

我国にはサムライ精神というものがあり、武士道として新渡戸稲造氏が発刊した書物は、武士道、即ち日本道徳の価値を広く世界に高めたものだ。その精神が、白人の植民地とならず短期間に戦前の列強となり一等国民になった所以であろう。武士道は日本では、いわば宗教に相当すると言われる。我々の正邪、善悪の観念を形成しているのはこの武士道の精神に在ると思われる。
武士道は我国の一千年の進化を経て形成されたもので日本固有の立派な道であり、近世の成功の主たる精神要因と信じる。
いずれ、このホームページでも、少し触れて見たいと思っている。武士道こそ日本人の歴史、文明における最善のモラルと言って憚らない。我国の現今の、この退廃はこの精神の消滅に在る。

現在の日本は、昭和20年の敗戦のように焦土ではないので国民は平然としているが、マネーの経済敗戦の結果、日本各地のビル・ゴルフ場・企業が二束三文で外資に渡り、見えない焦土である事を強く自覚する要がある。
私は、米国が、日本国民のマネーを米国に取り入れて米国の繁栄に貢献すべく、不良債権の解決を迫り金融解体を暗黙で迫っているのが実態だと思う。
米国は口に出していないが、それしか米国の当面のマネー流入手段はない。日本は本当に戦わなくてはならない。米国と戦争するのではない、同盟は必要だ。
ブッシュはテロ以来実質的に第四次世界大戦に突入している。ブッシュが、イラク戦争に反対しているドイツとフランスを古いヨーロッパと言った。
これは、中近東、アフリカの利権は戦前からヨーロッパのものであり、彼らがユーローを創りだして、米ドルの弱体化を狙ったがその戦略的反撃だと私は思う。
米国がイラク即ち油田地帯を押さえれば世界は大変化する。そしてロシアと組み米国の世界的ヘゲモニーは完全に確立する。中国など、米国の技術の前では赤子であろう。インド、ロシア、アフガン把握による中国包囲網は着実に進展している。
ここ10年の間に米国は世界覇権を完成しようとしていると思う。日本がマネー面での格好の資金源であろう。
戦うと私は言ったが誰と戦うのか。戦争すると言う意味ではない。外交戦争である。考えて見るが良い、中国と北朝鮮の核保有で、日本は手も足も出なくなっている。
北朝鮮などは日本の実力の20分の一程度、韓国は九州程度の経済力である。その国に国民を拉致されるなどは平和主義を標榜しているからである。

悪事には断乎として対応するサムライ精神の欠如、国民を守る為には場合により戦争する意志の欠如に在る。それは一国平和主義のことである。社民党や民主党の言う、一国平和主義は完全に破綻した。拉致、靖国、竹島、尖閣問題を見れば明白である。
普通の国であれば、北朝鮮の核の基地を爆撃するであろう。
中国に対して、OECDの援助など絶対しない。

靖国神社に総理が参拝するのを干渉されるなど日本国民の精神の問題ではないか。
戦後日本人の精神の退廃は恐るべきものがあり、それが経済交渉を含めて、あらゆる国際問題に波及している。
中国・韓国・北朝鮮と外交するのには、断乎とした伝来の日本精神が絶対不可欠である。日本精神の復活こそ、緊急課題である。平成15年2月1日徳永圀典

・・・と、もうひとつ。
・毛沢東の発言

今年が日中国交回復30年となる。私の記憶では、時の田中角栄総理が、中国の周恩来首相と、固い固いちぎれんばかりの握手をした。
そして、周恩来という、大人―たいじんーというに匹敵する素晴らしい人物が言った、シーシータイタイ、子々孫々まで日本と友好し覇権を求めないと。

そして、親分の毛沢東に田中角栄総理が、日本の侵略を謝罪したが、毛沢東は「謝る必要はない。あなた方は我々を助けたのだ」と応じた。
30年代、中国の内乱で、毛一派の共産党が、西安事変を機に、中華民国の蒋介石総統を監禁、息を吹き返し、遂に蒋政権を台湾に追放し内乱軍の共産党が中国全土を奪取した事を指すものであろう。

あれから30年、日本は毛沢東、周恩来の言を信じ、蒋介石が中国として放棄してくれた賠償を勘案し、惻隠の情で政府援助を続け今日まで総計6兆円に喃々とする資金を提供してきた。
処が、近年は江沢民元主席は来日して謝罪を求めたり皇居で非礼な言語を発した。
靖国神社の参拝という民族の習慣さえ一々干渉する。
政府援助の事は中国国民に知らせないばかりか、唯一の国定教科書で国民を幼少の時から酷い反日教育をし続けている。
これでは真の友好な関係など生まれる筈がない。

一方日本は戦後、中国にどのように振舞ってきたか。
日本は中国に内政干渉したことは絶無。台湾に武器を提供していない、それどころか台湾の一民間人さえ来日ビザの発給を遠慮する。日本は民主国であるが、中国には民間はない、全て共産党の指導の基に外国の民間関係を左右している。

簡単に中国の言い分を信じてはならぬ。
これを知らない日本人ー官も民間もーの油断は甚だしく隙を衝かれて国民がいいようにされていると断言できる。
忘れてはならない、中国は共産主義国家なのだ。

この毛沢東、周恩来たちはタイジンであった、彼らの発言から見ると、近年の中国は日本の援助資金が欲しいから一々嘴を挟むのだと思える。
共産党の元祖達は日本が謝る必要はないと断言したし覇権は求めないとさえ言ったのに忘れているのは中国だ。

日本は、もういい加減にキチントした態度をしようではないか。
あの毛沢東さえ、謝罪は不要と言ったのだ。この言葉を日本人は思い出して問題を明快にしなくてはならない。
平成15年2月9日
歴史的史実を前提に理路整然と鋭く本質を抉り出し、フルコースのようにテーブルの上に過不足無く曝け出してくれるのですが、われわれが消化不良を起こさないように心して読了せずばと思わせられるほどページの背後の気迫を感じる。
何時もこのような人達の一文をin/net上で無料で見ることが出来る、そんな僥倖にあることを嬉しく思うのです。・・・これからも読み続けたい貴重一文のひとつですネ


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日本海新聞、2月2日の潮流の論説拝読しました。ますます冴えててます。お説の通りだと思います。日本の新聞・テレビの偏向を強く思う人間ですが、多くの人々は知らないと思うと歯がゆい思いがしています、平成18年2月3日 一事業経営者より