ゴ魔法少女セサミンE+
最早、誰も覚えてはいない。いや、誰も知りはしなかった。この世界の健康が一握りの少女達によって守られているということを。かつて、未曾有の危機からこの世を救ったということを。そして、まだ誰も気づいていない、再び物語が紡がれ始めていることを・・・!前と同じような感じで!
Qタン「あ・・・やっべ。だるいわー。今日はウサギ小屋当番だったー。」
そこは、真塩中学校の校舎の教室。時は放課後。一人、机に突っ伏す少女は、かつて健康魔法少女で良い感じに名を馳せた、コーエンザイム・Q。人は気さくにQタンと呼ぶ。いざというときは健康魔法少女コエンザイムQ10となる場合がわりと多め。
てんてん「ちーっす。
」
その教室に颯爽と現れたのはてんてん。こいつもピンチな時には、魔法少女セサミンとなり世のためとか人のためとか、どちらか一方を安易に選択しつつ頑張っていたのを見た人も居る!
Qタン「おっそ!もう放課後だよ!なにしてたんだよ、何しにきたんだよ!」
てんてん「いやあ、ウサギさんの様子が気になって。」
Qタン「ああー。てんも当番か・・・。そうだなあ、しょうがない。よしっ、帰るか!」
てんてん「異存なーし。」
横川さん「待ってください二人とも。特にてんてんさん、それじゃ何をしに学校に出てきてか分からなくなりますよ。」
何処からとも無く現れる横川さん
。横川さんとはコエンザイムQ10の横川吸虫型サポートマスコット。人間界に自然に溶け込むために、人間的な外装を支給されている。
てんてん「うっ・・・、なんでお前等はそう、衣服に無頓着なの?檻にぶち込まれたいの。」
ゴマフアザラシ「貴様ら人間は、このような薄切れ一枚で身を守れると思っているようだな。くだらん、われらのように屈強な肉体には本来必要ないものだ。」
そして、セサミンのサポートマスコットであるゴマフアザラシ
が外装を纏い、現れた。
てんてん「出てくんなよ、動物くん。用がないなら出てくんなよ。巣に帰れよ。」
ゴマフアザラシ「用事が無いのは貴様だろう。全くつまらん人間だな。私達はこの施設に不穏な気配を感じ、調査に来たのだ。」
Qタン「なんですって?そんな、まさか、業魔なの?この地域の業魔は私たちが塵も残さず根絶やしにしたじゃない。」
横川さん「しかし、それが業魔だとすれば、またあなた方に働いてもらわなければなりません。」
てんてん「そうなるとまずいよ。晩御飯に間に合わなくなっちゃう。」
ゴマフアザラシ「なんだと?それはいかんな。夕飯に間に合わなければ、小娘を産み落としたメスに怒られてしまう。」
Qタン「いちいち嫌な言い方をするなーゴマフアザラシ。ちなみに今夜のメニューは?」
てんてん「ウサギ汁だよ。活きの良いウサギが手に入る予定なのです。」
Qタン「・・・ちょ!まさか、いやまさか!お前!」
てんてん「Qタンにもご馳走してあげよう。」
横川さん「では、帰りますか。」
???『やはり、人間どもは信用できぬ。』
その時、教室内に恨みを噛み潰したような声が響いた。
てんてん「誰・・・?!」
ユキウサギ「我が名は、ユキウサギ
。今まで暗く狭い小屋の中で、ペットの身に甘んじてきたが、それも今日で終わりよ。残忍な人間どもよ、くたばれぁ!!」
ゴマフアザラシ「クク!貴様とは気が合いそうだが、我々も仕事なのでな!セサミンに変身だ!」
てんてん「うえー。」
横川さん「じゃあ、我々も。」
セサミン コエンザイムQ10「この町の病巣は私たちが以下略!見参!!
」
ユキウザギ「ほう、小賢しくも魔法少女か。ならば、我も本気汁で参るとしよう!ふぬあ!!」
コエンザイムQ10「ぷあっ!?何これ?!クサ!
」
横川さん「おや、汁系の敵ですか。少し厄介ですね。」
ゴマフアザラシ「だがセサミンの敵ではない!こんなこともあろうかと、汁耐性を強化してある!いくらでも注ぎ込まれて来い!」
セサミン「余計なことをするな・・・!むっ、むぐーっ!!
」
横川さん「少し押されていますよ、ゴマフアザラシさん。」
ゴマフアザラシ「ムウ、ユキウサギとやらに聞く!その出しても止まぬ汁量、相当の恨みと見るが、貴様の目的は何だ!」
ユキウサギ「気高き動物さんでありながら人間に仕える者よ。貴様に免じて教えてやろう。我はただ赴くままに汁を注ぎ込んでいるのではないぞ。」
コエンザイムQ10「めっちゃ自由に出してるやン!」
ユキウサギ「我の汁の中に、ウイルスを仕込んであるのだよ。しかも人間の交尾によって感染するウイルスをな!」
セサミン「ウイルス?!きもちわる!」
ユキウザギ「フハハハ!皮肉ではないか!人間どもが殖えれば殖えるほど自滅の道を歩むのだからな!手始めにそこのセサミンとやらの胎内に、嘔吐するほど我汁を注ぎ込んでやろうぞ!」
セサミン「なんと?!おいこら、何をする!
」
ユキウサギ「抵抗など無駄だ!パンツのような布切れ一枚、我のにんじんで突き破っ・・・あれ?!・・・ジャージ?!
」
セサミン「ジャージだよこのやろう。ジャージなめんな、おかずごときが!」
ユキウサギ「あっ、痛い!
やめて!耳は掴まないで!そこ持っちゃらめー。」
かくして、昔となんら変わらない展開で窮地を脱したセサミン一同。今夜のおかずも無事に手に入れ、一石二跳。
そう、地球45億年の歴史の中で、食物連鎖の頂点はどの種か?それは繁殖能力を持たない魔法少女という不完全な種であった。ウサギとか無理。
コエンザイムQ10「ウサギはいいとして、なんか忘れてる気がするんだけど。」
セサミン「んー?汁とか触手とか、そういう話はもういいよ。もう飽き・・・、うっ・・・?!」
ゴマフアザラシ「おい、セサミンどうした?オイ!」
突如苦しみだしたセサミン、一体何が起きたのか?!答えはCMの後で★
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