ここは、古めかしいが綺麗に手入れが行き届いた、板張りの道場の中。
高い天井の近くにある格子の窓から黄昏の夕日が薄暗く道場内を照らしている。
道着を身に着けた気品ある女性が、道場の隅にいくつかある燭台にぽつりぽつりと明かりを灯している。

そこに一人の少女が呼び出された。
今大会の優勝者、くりこだ。



呼び出したのは、森永。そう、ここは森永家の有する道場なのだ。
くりこに忠告された森永は、無言でくりこに近づいていき、


はっ倒した。余りの勢いに大げさでもなく一回転してくりこは倒れこんでしまった。
冷たい床板の上ではたかれた頬を押さえるくりこへ、また森永は寄ってくる。


↓↓↓