. . 聖書・「神のみことば」は、真理の尽きない泉です。深く掘れば掘るほど、豊かな甘い水を湧き出します。
このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
「ダビデの生涯」 に学ぶ : 第14講
■ 今日の「井戸掘り」

 . . 「ダビデの部下はダビデに言った。『今こそ、主があなたに“見よ。わたしはあなたの敵をあなたの手に渡す。彼をあなたのよいと思うようにせよ。”と言われた、その時です。』そこでダビデは立ち上がり、サウルの上着のすそを、こっそり切り取った。こうして後、ダビデは、サウルの上着のすそを切り取ったことについて心を痛めた。」.                                         サムエル第一・24:1〜10

■ 井戸を掘りましょう:

. .信仰生涯に試練はつきものである、と言っても過言ではありません。しかも、試練は如何にも良いことであるかのような装いでやってきます。ダビデがそこに隠れているとは夢にも思わないで、サウルがダビデの暗闇に潜んでいたほら穴に入ってきたのです。部下は千載一遇の機会と考え、ダビデにサウルを殺害するよう唆しました。「今こそ、主があなたに、『見よ。わたしはあなたの敵をあなたの手に渡す。彼をあなたのよいと思うようにせよ』と言われた、その時です。」と言ったのです。

. .ダビデは、サウルに自らの手を下すことをしませんでした。ただサウルの上着の裾をこっそり切り取りました。しかしその直後に、ダビデはその行為に対してさえ良心の痛みを感じたのです(5節)。 ダビデの信仰は生きていて、聖霊の囁きに対して鋭敏に反応していたのでしょう。

. . 信仰生涯に試練がつきものであるので、信仰生涯では忍耐が大切な位置を占めます。自分で手を下せば、神の約束は直ぐにでも成就するような気がします。しかし、真の信仰は主である神の時の到来を忍耐をもって待つのです。この出来事を通してサウルは、やがてダビデがイスラエルの王になることは不可避であることを悟りました(20節)。しかし、サウルの王としての統治期間はまだまだ続いてゆくのです。そう簡単にサウルは王座を手放そうとはしません。ダビデの忍耐の日々は、未だ続いてゆきます。

. .これこそ神のみこころと思えるような状況が、目の前に展開する時、聖霊の静かな囁きに心を開くことのできる霊性の鋭敏さを、主よ。与えてください。自分に有利なこと、自分に益となるように見えることが、すべて、あなたのみこころではないことを弁え知ることができますように。真のあなたの時を待ち望むことのできる、信仰の忍耐を学ばせてください 。

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. ダビデの生涯/0016:「繰り返される信仰の試練」
. ダビデの生涯/0015:「信仰者と人間関係」
. ダビデの生涯/0014: 「信仰者の試練と忍耐」
. ダビデの生涯/0013: 「みこころを求め続ける生涯」
. ダビデの生涯/0012: 「人・悲しい存在」
. ダビデの生涯/0011: 「二つのタイプの指導者」
. ダビデの生涯/0010: 「信仰者と偽りのことば」
. ダビデの生涯/0009:「真の愛は行動する」
. ダビデの生涯/0008:「みこころの成就のタイミング」
. ダビデの生涯/0007:「成功と人々の反応」
. ダビデの生涯/0006:「信仰によって結ばれた友情」
. ダビデの生涯/0005:「技術を支える心の状態」
. ダビデの生涯/0004:「人々の誤解・無理解に直面して」
. ダビデの生涯/0003:「変化する環境への順応」
. ダビデの生涯/0002:「主がこの人とともに」
. ダビデの生涯/0001:「人・霊的な存在」


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