このページは、フィリップの「井戸掘り日記」」と名付けました。
■ 今日の「井戸掘り」
. . 「ヘブロンでダビデに子どもが生れた。長子はイズレエル人アヒノアムによるアムノン。次男はカルメル人でナバルの妻であったアビガイルによるキルアブ。三男はゲシュルの王タルマイの娘マアカの子アブシャロム。、、、」. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .サムエル第二・3:1〜5
■ 井戸を掘りましょう:
. .人はそれぞれが生きている時代の子であるといえます。私たちは、そこに摂理によって置かれている時代の感化・影響を免れることはできません。ダビデは、彼が生きた時代にあって生きていた故に、一夫多妻制と言う当時の社会常識にしたがって生きていました。アブラハムもそうでした。長い歴史の中で形成された西欧文化の基準(一夫一妻制)からは考えられないことです。しかし、その時代に生きていたアブラハム・ダビデには、彼らの生き様に関して罪意識はありませんでした。
. .現代に生きる私たちには、一夫多妻の生活に陥る危険は、人間の弱さからして皆無とはいえませんが、少ないことでしょう。イスラム教、または、モルモン教といった、一夫多妻制を容認する宗教的背景を持てば、話しは別になりますが、、、。
. .私たち現代人が置かれている社会環境からくる危険は、一夫多妻のそれではなく、むしろ「ポスト・モダン」といわれるものからです。「ポスト・モダン」といわれる時代の特徴は、相対的、刹那的、物質的といえましょう。意識しないかもしれませんが、私たちが影響を受けているのは、このような危険なのです。聖書といった絶対的な基準を否定し、聖書的ではない行き方も相対的なものとして受け入れてしまう傾向性。永遠を意識しないで「今の瞬間」のみを生き、「今」の楽しみ、「今」得られる報いにのみ没頭する傾向性です。霊の世界を否定し、物質的なレベルに生きる危険性です。
. .ローマ人への手紙12章2節には、フィリップス訳によると「この世の鋳型にはめ込まれてはなりません」とあります。この世はさまざまな鋳型を有していて、そこに生きる私たちをその鋳型にしたがって形造っていこうとします。しかし、神の子らはその鋳型にはめ込まれてはならないのです。
☆. ダビデの生涯/0024:「状況判断の的確さ」
☆. ダビデの生涯/0023:「神のご嘉納と人々の受諾」
☆. ダビデの生涯/0022:「愛する者の死に接して」
☆. ダビデの生涯/0021:「神の時計と人の時計」
☆. ダビデの生涯/0020:「試練から来る悩みの克服」
☆. ダビデの生涯/0019:「人の評価と主の摂理」
☆. ダビデの生涯/0018:「霊媒・死後の世界との交流は可能か」
☆. ダビデの生涯/0017:「信仰の動揺、信仰の衰退」
☆. ダビデの生涯/0016:「繰り返される信仰の試練」
☆. ダビデの生涯/0015:「信仰者と人間関係」
☆. ダビデの生涯/0014:「信仰の試練と忍耐」
☆. ダビデの生涯/0013:「みこころを求め続ける生涯」
☆. ダビデの生涯/0012:「人・悲しい存在」
☆. ダビデの生涯/0011:「二つのタイプの指導者」
☆. ダビデの生涯/0010:「信仰者と偽りのことば」
☆. ダビデの生涯/0009:「真の愛は行動を伴う」
☆. ダビデの生涯/0008:「みこころの成就のタイミング」
☆. ダビデの生涯/0007:「成功とその反応」
☆. ダビデの生涯/0006:「信仰によって結ばれた友情」
☆. ダビデの生涯/0005:「技術を支える心の状態」
☆. ダビデの生涯/0004:「人々の誤解・無理解に直面して」
☆. ダビデの生涯/0003:「変化する環境への順応」
☆. ダビデの生涯/0002:「主がこの人とともに」
☆. ダビデの生涯/0001:「人・霊的な存在」